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参考資料3-2 令和3年度終了研究課題の成果の一覧 (22 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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No.
年度
研究課題名
研究事業名 研究代表者
専門的・学術的観点からの成果
臨床的観点からの成果
ガイドライン等の開発
その他行政的観点からの成果
その他のインパクト
開始 修了
77
国民健康・栄養
調査の質の確
保・向上のため
の基盤研究
循環器病に関す
る適切な情報提
供・相談支援の
78 ための方策と体
制等の効果的な
展開に向けた研
究
大規模災害時に
おける避難所等
79 での適切な食事
の提供に関する
研究
3
3
3
3
国民健康・栄養調査(以下、国
調。)の協力状況について、次の
結果を得た。1)性、年齢、職業は
協力率に影響し、その影響には地
域差がある。2)健康上の問題で
生活に影響のある者、健康意識
循環器疾
がよくない者、食事・運動・生活習
患・糖尿病
慣に気をつけていない者の協力
等生活習 瀧本 秀美
率が低い。3)web調査や食物摂
慣病対策
取頻度法による食事調査の協力
総合研究
率にも、対象者の性・年齢が影響
し得る。4)世帯構造の変化は、国
調の協力率が低下している要因
の一つと考えられる。これらは、国
調の精度向上を通じ、栄養施策
の立案に資すると考えられる。
一次脳卒中センター(脳卒中)お
よび急性期病院・高度循環器専
門病院(心臓病その他の循環器
病)における患者・家族への退院
後支援の現状と課題を明らかに
するため、文献レビューと全国規
模のアンケート調査を実施した。
その結果、個々の症例の病状・病
期に応じたアクセスしやすい多面
的サポートが退院後ケアの質的
向上に有効であること、相談支援
においては患者および家族の
ニーズに即した情報提供が重要
であることを明らかにするととも
に、現状の支援体制はそれらの
条件を満足するものではないこと
3
循環器疾
患・糖尿病
等生活習 宮本 享
慣病対策
総合研究
3
(1)研究成果
本研究の目的であった「避難所に
おける栄養の参照量」の改定と普
及啓発のためのツールを開発す
ることができた。
(2)研究成果の学術的・国際的・
社会的意義
循環器疾
学術的な意義としては、作成した
患・糖尿病
『新しい「避難所における栄養の
等生活習 須藤 紀子 参照量」Q&A』は、今後、避難所で
慣病対策
の食事調査におけるガイドライン
総合研究
となりうる。国際的意義としては、
自国民用の災害時の栄養基準を
もっている国はまれであり、最新
のデータに基づき更新したこと
で、世界にアピールできる。社会
的意義としては、栄養に配慮した
公的備蓄の整備に貢献すること
ができる。
原著論文 その他の論 学会発表 特許(件 その他
(件数) 文等(件数) (件数)
数)
(件数)
和文 英文等
和文 英文等
国内 国際 出願 取得 施策への反映
普及・啓発活動
本研究の分担研究の結果から、
健康上の問題で日常生活に影響
のある者と、健康意識が低い者な
ど、自身の健康に不安を持ってい
る者、喫煙・飲酒習慣があり、睡
眠が不十分で、食事や運動など
の生活習慣に気をつけていない
者で協力率が低いことが示され
該当なし。
た。また、糖尿病関連の指標で非
協力バイアスによる過小評価の
可能性が示された。この結果は、
生活習慣や糖尿病関連の施策進
捗状況確認の際に考慮が必要な
バイアスの存在を示しており、今
後の調査設計にあたり重要な情
報が得られた。
本研究の分担研究の結果は、令
和3年国民健康・栄養調査の調査
必携の改訂や厚生労働省が主催
する令和3年国民健康・栄養調査
担当者会議の資料作成に利用さ
該当なし。
れた。また、令和4年においても、
国民健康・栄養調査必携改訂並
びに国民健康・栄養調査担当者
会議、国民健康・栄養調査検討会
資料にも活用される予定である。
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脳卒中の相談支援では患者の最
終的なゴールを念頭において、心
疾患の相談支援では病状の悪化
や再入院の予防対策を中心にし
て、一人ひとりの多様なニーズに
細やかに対応できる相談支援プ
ログラムが求められる。
脳卒中の患者・家族支援に向け
て、 一次脳卒中センターにおける
脳卒中相談窓口の設置のための
要綱および脳卒中相談窓口マ
ニュアルを作成した。心疾患の患
者・家族支援に関して, 相談支援
および情報提供を行う機能を有す
る部門のあり方を示した。
脳卒中の支援に向けて、一次脳
卒中センターにおける脳卒中相談
窓口の設置のための要綱および
「脳卒中相談窓口マニュアル」を
作成した。本ガイドラインは、第47
回日本脳卒中学会(本年3月17日
~19日)において開催された多職
種講習会の参加者に配布した。
本年中に、脳卒中学会のホーム
ページで公開予定である。
一次脳卒中センター(脳卒中)お
よび急性期病院・高度循環器専
門病院(心臓病その他の循環器
病)における患者・家族への退院
後支援の現状と課題を調査した
結果、適切な相談窓口と人材配
置が必要であることを示した。そ
の実現に向けて、学会を中心とし
た多職種で構成される団体による
継続的な活動と、行政による十分
なサポートが、両輪となって推進
されるべきであることを明らかにし
た。本研究の成果は、脳卒中循環
器病対策に関する厚生労働行政
の基礎資料として活用されるもの
と期待される。
2022年度は、第47回日本脳卒中
学会の会期中に講習会「脳卒中
相談窓口講習会」および、ライブ
シンポジウム「脳卒中相談窓口に
おける多職種の役割と育成:人材
育成セミナー「脳卒中相談窓口」」
を開催した。5月31日時点で、
19910名の受講があり、受講証を
発行した。また、多職種連携を推
進するため、脳卒中に関連する多
職種団体で構成される一般社団
法人日本脳卒中医療ケア従事者
連合を創設した。今後、脳卒中協
会とも協同して多職種連携に関す
るWebinar等の啓発活動を予定し
ている。
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年齢階級別の参照量を示すととも
に、参照量を満たす市販のベビー
フードや介護食の組み合わせ例
を示したことで、災害時要配慮者
への対応や二次的健康被害の防
止につながることが期待できる。
以下の5点を開発した。
①新しい「避難所における栄養の
参照量」
②新しい「避難所における栄養の
参照量」Q&A
③栄養に配慮した備蓄及び災害
発生後の食事に関するシミュレー
ター(エクセルシート)
④栄養に配慮した備蓄及び災害
発生後の食事に関するシミュレー
ター使用の手引き
⑤栄養素等供給量を考慮した災
害時レシピ集
災害が発生してから被災県に向
けて発出されていた従来の参照
量と異なり、平時からの備蓄計画
に活用できるよう、全国の自治体
に周知される予定である。開発し
た普及啓発ツールとともに示すこ
とで、これまで被災県しか関心を
もたなかった参照量の全国的な
普及が期待できる。各市区町村
の人口構成に合わせたテーラーメ
イドな参照量の値も「栄養に配慮
した備蓄及び災害発生後の食事
に関するシミュレーター」から参照
し、エクセルシート上で備蓄計画
や災害時の食事計画に反映でき
る仕様となっている。
「避難所における栄養の参照量」
は管理栄養士養成課程の教科書
にも掲載され、国家試験にも出題
されており、行政栄養士の業務に
関わる重要な栄養基準である。
研究代表者がシミュレーターの改
訂過程を発表した「大規模災害時
に備えた栄養に配慮した食料備
蓄量の算出のた
めの簡易シミュレーターの改良」
は2021年8月に開催された日本災
害食学会で学術委員賞を受賞し
た。
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年度
研究課題名
研究事業名 研究代表者
専門的・学術的観点からの成果
臨床的観点からの成果
ガイドライン等の開発
その他行政的観点からの成果
その他のインパクト
開始 修了
77
国民健康・栄養
調査の質の確
保・向上のため
の基盤研究
循環器病に関す
る適切な情報提
供・相談支援の
78 ための方策と体
制等の効果的な
展開に向けた研
究
大規模災害時に
おける避難所等
79 での適切な食事
の提供に関する
研究
3
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国民健康・栄養調査(以下、国
調。)の協力状況について、次の
結果を得た。1)性、年齢、職業は
協力率に影響し、その影響には地
域差がある。2)健康上の問題で
生活に影響のある者、健康意識
循環器疾
がよくない者、食事・運動・生活習
患・糖尿病
慣に気をつけていない者の協力
等生活習 瀧本 秀美
率が低い。3)web調査や食物摂
慣病対策
取頻度法による食事調査の協力
総合研究
率にも、対象者の性・年齢が影響
し得る。4)世帯構造の変化は、国
調の協力率が低下している要因
の一つと考えられる。これらは、国
調の精度向上を通じ、栄養施策
の立案に資すると考えられる。
一次脳卒中センター(脳卒中)お
よび急性期病院・高度循環器専
門病院(心臓病その他の循環器
病)における患者・家族への退院
後支援の現状と課題を明らかに
するため、文献レビューと全国規
模のアンケート調査を実施した。
その結果、個々の症例の病状・病
期に応じたアクセスしやすい多面
的サポートが退院後ケアの質的
向上に有効であること、相談支援
においては患者および家族の
ニーズに即した情報提供が重要
であることを明らかにするととも
に、現状の支援体制はそれらの
条件を満足するものではないこと
3
循環器疾
患・糖尿病
等生活習 宮本 享
慣病対策
総合研究
3
(1)研究成果
本研究の目的であった「避難所に
おける栄養の参照量」の改定と普
及啓発のためのツールを開発す
ることができた。
(2)研究成果の学術的・国際的・
社会的意義
循環器疾
学術的な意義としては、作成した
患・糖尿病
『新しい「避難所における栄養の
等生活習 須藤 紀子 参照量」Q&A』は、今後、避難所で
慣病対策
の食事調査におけるガイドライン
総合研究
となりうる。国際的意義としては、
自国民用の災害時の栄養基準を
もっている国はまれであり、最新
のデータに基づき更新したこと
で、世界にアピールできる。社会
的意義としては、栄養に配慮した
公的備蓄の整備に貢献すること
ができる。
原著論文 その他の論 学会発表 特許(件 その他
(件数) 文等(件数) (件数)
数)
(件数)
和文 英文等
和文 英文等
国内 国際 出願 取得 施策への反映
普及・啓発活動
本研究の分担研究の結果から、
健康上の問題で日常生活に影響
のある者と、健康意識が低い者な
ど、自身の健康に不安を持ってい
る者、喫煙・飲酒習慣があり、睡
眠が不十分で、食事や運動など
の生活習慣に気をつけていない
者で協力率が低いことが示され
該当なし。
た。また、糖尿病関連の指標で非
協力バイアスによる過小評価の
可能性が示された。この結果は、
生活習慣や糖尿病関連の施策進
捗状況確認の際に考慮が必要な
バイアスの存在を示しており、今
後の調査設計にあたり重要な情
報が得られた。
本研究の分担研究の結果は、令
和3年国民健康・栄養調査の調査
必携の改訂や厚生労働省が主催
する令和3年国民健康・栄養調査
担当者会議の資料作成に利用さ
該当なし。
れた。また、令和4年においても、
国民健康・栄養調査必携改訂並
びに国民健康・栄養調査担当者
会議、国民健康・栄養調査検討会
資料にも活用される予定である。
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脳卒中の相談支援では患者の最
終的なゴールを念頭において、心
疾患の相談支援では病状の悪化
や再入院の予防対策を中心にし
て、一人ひとりの多様なニーズに
細やかに対応できる相談支援プ
ログラムが求められる。
脳卒中の患者・家族支援に向け
て、 一次脳卒中センターにおける
脳卒中相談窓口の設置のための
要綱および脳卒中相談窓口マ
ニュアルを作成した。心疾患の患
者・家族支援に関して, 相談支援
および情報提供を行う機能を有す
る部門のあり方を示した。
脳卒中の支援に向けて、一次脳
卒中センターにおける脳卒中相談
窓口の設置のための要綱および
「脳卒中相談窓口マニュアル」を
作成した。本ガイドラインは、第47
回日本脳卒中学会(本年3月17日
~19日)において開催された多職
種講習会の参加者に配布した。
本年中に、脳卒中学会のホーム
ページで公開予定である。
一次脳卒中センター(脳卒中)お
よび急性期病院・高度循環器専
門病院(心臓病その他の循環器
病)における患者・家族への退院
後支援の現状と課題を調査した
結果、適切な相談窓口と人材配
置が必要であることを示した。そ
の実現に向けて、学会を中心とし
た多職種で構成される団体による
継続的な活動と、行政による十分
なサポートが、両輪となって推進
されるべきであることを明らかにし
た。本研究の成果は、脳卒中循環
器病対策に関する厚生労働行政
の基礎資料として活用されるもの
と期待される。
2022年度は、第47回日本脳卒中
学会の会期中に講習会「脳卒中
相談窓口講習会」および、ライブ
シンポジウム「脳卒中相談窓口に
おける多職種の役割と育成:人材
育成セミナー「脳卒中相談窓口」」
を開催した。5月31日時点で、
19910名の受講があり、受講証を
発行した。また、多職種連携を推
進するため、脳卒中に関連する多
職種団体で構成される一般社団
法人日本脳卒中医療ケア従事者
連合を創設した。今後、脳卒中協
会とも協同して多職種連携に関す
るWebinar等の啓発活動を予定し
ている。
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年齢階級別の参照量を示すととも
に、参照量を満たす市販のベビー
フードや介護食の組み合わせ例
を示したことで、災害時要配慮者
への対応や二次的健康被害の防
止につながることが期待できる。
以下の5点を開発した。
①新しい「避難所における栄養の
参照量」
②新しい「避難所における栄養の
参照量」Q&A
③栄養に配慮した備蓄及び災害
発生後の食事に関するシミュレー
ター(エクセルシート)
④栄養に配慮した備蓄及び災害
発生後の食事に関するシミュレー
ター使用の手引き
⑤栄養素等供給量を考慮した災
害時レシピ集
災害が発生してから被災県に向
けて発出されていた従来の参照
量と異なり、平時からの備蓄計画
に活用できるよう、全国の自治体
に周知される予定である。開発し
た普及啓発ツールとともに示すこ
とで、これまで被災県しか関心を
もたなかった参照量の全国的な
普及が期待できる。各市区町村
の人口構成に合わせたテーラーメ
イドな参照量の値も「栄養に配慮
した備蓄及び災害発生後の食事
に関するシミュレーター」から参照
し、エクセルシート上で備蓄計画
や災害時の食事計画に反映でき
る仕様となっている。
「避難所における栄養の参照量」
は管理栄養士養成課程の教科書
にも掲載され、国家試験にも出題
されており、行政栄養士の業務に
関わる重要な栄養基準である。
研究代表者がシミュレーターの改
訂過程を発表した「大規模災害時
に備えた栄養に配慮した食料備
蓄量の算出のた
めの簡易シミュレーターの改良」
は2021年8月に開催された日本災
害食学会で学術委員賞を受賞し
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