よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料3-2 令和3年度終了研究課題の成果の一覧 (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

No.

年度

研究課題名

研究事業名 研究代表者

専門的・学術的観点からの成果

臨床的観点からの成果

ガイドライン等の開発

その他行政的観点からの成果

その他のインパクト

本研究で作成したツールに関して
は、災害時にすぐにでも活用でき
るため普及が大切である。自治
体、アレルギー拠点病院、関連学
会、患者会、日本栄養士会、日本
看護士会、日本薬剤師会などに
資料を送付し、また日本アレル
ギー学会のアレルギーポータルに
掲載し、各学会のホームページ、
SNS、メールリストを通じて広報を
行うなど普及に努めている。日本
小児アレルギー学会では、昨年度
に続き、本年度もシンポジウムを
開催する。

開始 修了

大規模災害時に
おけるアレル
ギー疾患患者の
103
問題の把握とそ
の解決に向けた
研究

都道府県アレル
ギー疾患医療拠
104 点病院の機能評
価指標に関する
研究

骨髄バンクド
ナーの環境整備
とコーディネート
プロセスの効率
105
化による造血幹
細胞移植の最適
な機会提供に関
する研究

3

3

3

3

(1) 研究成果
災害時のアレルギー疾患患者の
対応に関して、避難所を運営し、
支援物資の輸送に関わる行政の
担当者、アレルギー患者およびそ
の養育者、災害に対応する医師、
免疫・アレ
看護師、保健師、栄養士、薬剤師
ルギー疾
小林 茂俊 など各職種の災害医療従事者の
患政策研
実際的なアンメットニーズを、詳細

に把握することができた。
(2) 研究成果の学術的・国際的・
社会的意義
これらデータは、今後の災害対策
の基礎資料として、応用範囲が広
く、活用が期待できるものである。

(1) 研究成果
本研究で抽出できた行政、患者・
養育者、災害医療従事者のアン
メットニーズのデータを解析するこ
とによって、問題点を解決する
ツール、システム作成の基礎資料
が得られた。それに基づいて、被
災者のみならず、行政、災害医療
者が活用できる有用なツールの 特記事項なし
作成ができた。また、災害時のア
レルギー相談システムが提案でき
た。
(2) 研究成果の臨床的・国際的・
社会的意義
ツール、連携システムyは、実際
の災害の現場での有用性が期待
できる。

今回のデータとツールは、アレル
ギー研修、講習、啓発活動等に利
用できる。令和5年2月に開催の国
立保健医療科学院におけるアレ
ルギー疾患対策研修にて、講師と
して解説を行うとともに、グループ
ワーク等で活用する予定である。
また、自治体等各所に作成した
ツールを配布した。

3

都道府県拠点病院の診療実態の
評価方法の確立を目指し、「1.診
療体制」「2.診療実績」「3.研修の
実施体制」「4.情報提供体制」「5.
臨床研究及び調査研究」「6.行政
との連携」から構成される調査票
免疫・アレ
を作成し、都道府県拠点病院を対
ルギー疾 海老澤 元 象に調査した。2以外の5項目につ
患政策研 宏
いては、都道府県別の状況が明

らかとなり、評価指標の候補とし
て妥当な項目であると考えられ
た。一方、「2.診療実態」は、施設
や疾患により患者数や実績数の
ばらつきがみられ、診療実態を評
価する方法として妥当であるか、
慎重に検討すべきと考えられた。

調査結果から、都道府県拠点病
院の現状について、今後強化す
べき機能について項目別・地域別
に「見える化」することができた。
診療体制については、紹介患者
の受け入れは十分に行われてい
るようだが、アレルギー専門医・指
導医の充足率が低いこと、一部の 特記事項なし
治療や検査の実績がないことか
ら、拠点病院として十分なアレル
ギー診療を提供できているかは判
断できない。そのため、評価指標
を作成する際には、診療レベルを
評価し得る指標の作成が必要で
あると考えられた。

3

行動経済学的な質問項目を含む
大規模アンケート調査と大阪大学
の一般の人へのアンケート調査と
比較して、骨髄バンク登録者や幹
細胞提供者の特性の違いについ
て明らかにした。骨髄バンクド
ナー確定後に「適合通知」を受け
福田 隆浩
取るドナー候補者を対象にして、
現行の適合通知メッセージと3種
類の新規メッセージを追加するこ
とで、利他性の強いドナー候補の
行動変容に繋がるかどうか検証
することは学術的観点からも意義
が大きい。

新型コロナウイルス感染症拡大に
も関わらず、令和2年度と令和3年
度上半期の患者登録から移植ま
での期間中央値は130日/126日 該当なし。
まで短縮しており(2007~2016年
度は140~150日)、臨床的意義は
大きい。

移植医療
基盤整備
研究

30

原著論文 その他の論 学会発表 特許(件 その他
(件数) 文等(件数) (件数)
数)
(件数)
和文 英文等
和文 英文等
国内 国際 出願 取得 施策への反映
普及・啓発活動

3

0

6

0

15

0

0

0

0

18

本研究事業は、令和4年度厚生
労働行政推進調査事業費補助金
(免疫・アレルギー疾患政策研究
事業)「各都道府県におけるアレ
ルギー疾患医療連携体制構築に
関する研究」として引き継がれ、
特記事項なし
各都道府県におけるアレルギー
疾患の医療提供体制の現状調査
を起点とし、都道府県拠点病院を
中心とした医療提供体制の整備・
構築を行い、全国でのアレルギー
疾患医療の均てん化を目指す。

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

近畿地区では採取施設の最新の
受け入れ可能情報を更新する
WEBシステムの運用を行い、ド
ナー選定から採取までのコーディ
ネート期間が短く、患者第一希望
週での採取率が高いことを報告
し、令和3年度は移植拠点病院事
業として関東地区と東北地区にお
いても本システムが導入された。
また本研究班で行った成果を基
にして、コーディネートプロセスの
効率化へ繋がる厚生労働行政施
策について提言を行った。

5

0

0

0

0

0

0

0

0

0

本研究で明らかとなったコーディ
ネートが進みやすいドナーの特徴
を用いて、若年ドナーの骨髄バン
ク新規登録増を目指した動画「あ
なたは100人に1人!?」を作成した。
本動画はYoutube公開から2週間
時点で40万回以上視聴されてお
り、若年層への高い広報効果が
期待された。