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参考資料3-2 令和3年度終了研究課題の成果の一覧 (49 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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No.

年度

研究課題名

研究事業名 研究代表者

専門的・学術的観点からの成果

臨床的観点からの成果

ガイドライン等の開発

医療安全に専門
性を有する医師
人材養成および
166
医療機関のリス
ク量測定に関す
る研究

地域医療構想の
実現のための
167 NCDの利活用に
ついての政策研


看護師学校養成
所2年課程(通信
168 制)の入学要件
等の見直しによ
る影響の評価

特定行為研修修
了者の複数配置
に関する実態把
169
握及び有効活用
に影響する要因
の調査

3

3

3

3

3

3

3

3

地域医療
基盤開発
推進研究

地域医療
基盤開発
推進研究

地域医療
基盤開発
推進研究

地域医療
基盤開発
推進研究

・最高質安全責任者(CQSO)第2
期生9名、第3期生9名を輩出し、
プログラムの定量的評価と改訂を
行った。今後の人材養成の継続
と、患者安全の向上に繋がるもの
である。
・リスク量算出の精度を向上させ、
リスク量算出を自動で行うインシ
長尾 能雅
デントレポートシステムを開発し
た。このシステムの活用により、
医療機関における患者安全上の
リスクの定量化や、比較、経年推
移の評価等が可能となる。
・リスク量測定に関してPCT国際
出願を行い、「新規性・進歩性を
有する」、「格別な効果を奏する」
との回答を得た(現在、日米に移

・最高質安全責任者(CQSO)第2
期生9名、および第3期生9名を
輩出した。修了生の多くは全国の
医療機関で患者安全活動におけ
る中心的役割を担い、活躍してい
る。
・専従・専任医師の配置が各医療
機関における患者安全業務の成
特になし。
果向上に寄与することが、改めて
示された。
・特にCOVID-19影響下において
は、患者安全と感染制御の分立、
分業、連携の重要性が示唆され
た。
・成果を挙げるには、医療安全責
任者や専従・専任医師の、医療安
全に対する「積極性」「肯定性」が

悉皆性の高い大規模臨床データ
ベース(NCD)を用いた研究であ
り,都道府県や二次医療圏といっ
た地域における医療提供体制と
治療成績を比較し,集約化と治療
成績への影響について評価が可
宮田 裕章 能であった.また,人口推計を用
いて手術症例の将来推計を算出
した.集約化については,一律に
基準を設けるのではなく,地域の
医療需給に応じた基準の設定が
重要であることが示唆されるもの
であった.

Volume-outcomeにより,集約化を
進めることによって治療成績に対
して良い結果となることが示され
た.症例数とアウトカムの関連は
これまでにも多くの研究で影響が
特記事項なし
示されており,今後,より詳細な地
域(二次医療圏など)での分析を
進めることで,効果的かつ実現可
能な地域医療提供体制のあり方
を検討することが期待できる.

奥 裕美

(1)看護師学校養成所2年課程
(通信制)の学生、教員の現状に
ついて、概観する情報を収集した
た。(2)(1)にて収集した量的デー
なし
タのみでは理解や説明が困難な
部分について、詳細に説明するこ
とを目的とし2021年度にインタ
ビュー調査を実施する。

特定行為研修修了看護師の複数
配置・活用分類と、特定行為研修
酒井 郁子 修了者の組織的配置活用の発展
過程からなる、特定行為研修修了
者活用配置モデルを作成した。

修了看護師を活用するためのガ
イドを作成した。ガイドは組織管理
チーム、医師、修了看護師の方々
を対象に行動レベルで活用可能
であり、今後はガイドを普及し、現
場で活用されることで修了看護師
のさらなる配置活用の推進が期
待される。高度な知識・技術を持
つ修了看護師の増加が、患者に
提供される医療の質の向上に貢
献することを期待する。

なし

特定行為研修修了者活用配置モ
デルVer3を作成し、組織内で修了
看護師を活用するためのガイドを
作成した。ガイドは組織管理チー
ム、医師、修了看護師の方々を対
象に行動レベルで活用可能であ
り、今後はガイドを普及し、現場で
活用されることで修了看護師のさ
らなる配置活用の推進が期待さ
れる。

49

原著論文 その他の論 学会発表 特許(件 その他
(件数) 文等(件数) (件数)
数)
(件数)
和文 英文等
和文 英文等
国内 国際 出願 取得 施策への反映
普及・啓発活動

その他行政的観点からの成果

その他のインパクト

1999年以降、医療安全・患者安全
施策の一環として行政が推進して
きた「医師・歯科医師の専従安全
管理者の育成と配置」の有用性
が改めて明らかとなった。特に
COVID-19影響下においては、患
者安全と感染制御の分立、分業、
連携の重要性が示唆され、医師
の安全管理者の養成は重要とな
る。これらの医師・歯科医師に求
められるコンピテンシーや能力を
体系的に習得したCQSOが新たに
18名輩出された。また、成果を定
量化する技術について、開発が進
んだ。

「医療機関のリスクを定量化する
技術」の社会実装について、実現
に近づいている。リスクの部署間
比較、施設間比較、経年的推移、
成果を出せるリーダーの育成方
法の定型化、リスクの予知などに
繋がる技術であり、今後のさらな
る開発が期待される。

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1

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14

1

1

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1

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特記事項なし

特記事項なし

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本調査結果および、2021年度に
実施するインタビュー調査の結果
を合わせ、平成30(2018)年の保
健師助産師看護師学校養成所指
定規則(以下、省令)の改正で見
直された、看護師養成所2年課程
(通信制)への入学要件としての
准看護師業務経験年数の変化
が、入学者及び教育体制等に与
えた影響を評価し、さらなる入学
要件の改正や、教育体制の充実
に向けた施策を検討するための
基礎資料を提供する。

看護師学校養成所2年課程(通信
制)についての全国的な調査は他
にはなく、当該教育機関の現状の
一端を知る唯一の調査として貴重
である。

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本研究の結果から作成された特
定行為研修修了看護師の組織的
配置・活用ガイドは、組織管理
チーム、医師、修了看護師の方々
を対象に行動レベルで活用可能
であり、今後はガイドを普及し、現
場で活用されることで国の特定行
為研修制度を修了した看護師の
さらなる配置活用の推進が期待さ
れる。

研究活動で得られた成果は複数
の学術集会等で公表し、参加者と
の討議を行い活用ガイドに反映さ
せた。
学術集会等での反響から活用ガ
イドの需要の大きさが示唆された
ため、今後は、修了者を活用した
医療サービスの提供、医師-看護
師間の連携等の推進に向けて、
開発した活用ガイドを現場で広く
活用してもらうために、引き続き学
会発表等で普及活動を継続する。
また、活用ガイドと連動した動画
教材の作成を予定している。

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4

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開始 修了