参考資料5 がん検診事業のあり方について(案)(高橋参考人提出資料) (105 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23760.html |
出典情報 | がん検診のあり方に関する検討会(第34回 2/4)《厚生労働省》 |
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た検討を行っているか。また、都道府県の生活習慣病検診等管理指導協議会、市区町村、医師会等から
指導・助言等があった場合は、それを参考にして改善に努めているか
注 1 肺がん診断に適格な胸部エックス線撮影:日本肺癌学会編集、肺癌取扱い規約 改訂第 8 版(肺がん検
診の手引き 2020 年改訂版)より背腹一方向撮影を原則とする。適格な胸部エックス線写真とは、肺尖、
肺野外側縁、横隔膜、肋骨横隔膜角などを含むように正しく位置づけされ、適度な濃度とコントラスト
および良好な鮮鋭度をもち、中心陰影に重なった気管、主気管支の透亮像ならびに心陰影及び横隔膜に
重なった肺血管が観察できるもの
注 2 日本肺癌学会編集、肺癌取扱い規約 改訂第 8 版(肺がん検診の手引き 2020 年改訂版)より
1:間接撮影の場合は、100mm ミラーカメラと、定格出力 150kV 以上の撮影装置を用いて 120kV 以上の管電
圧により撮影する。やむを得ず定格出力 125kV の撮影装置を用いる場合は、110kV 以上の管電圧によ
る撮影を行い縦隔部の感度を肺野部に対して高めるため、希土類(グラデーション型)蛍光板を用い
る。定格出力 125kV 未満の撮影装置は用いない
2:直接撮影(スクリーン・フィルム系)の場合は、被検者-管球間距離を 150cm 以上とし、定格出力 150kV
以上の撮影装置を用い、120kV 以上の管電圧及び希土類システム(希土類増感紙+オルソタイプフィル
ム)による撮影がよい。やむを得ず 100~120kV の管電圧で撮影する場合も、被曝軽減のために希土類
システム(希土類増感紙+オルソタイプフィルム)を用いる
3:直接撮影(デジタル画像)の場合は、X 線検出器として、輝尽性蛍光体を塗布したイメージングプレー
ト(IP)を用いた CR システム、平面検出器(FPD) もしくは固体半導体(CCD、CMOS など)を用いた
DR システムのいずれかを使用する。管球検出器間距離(撮影距離)150cm 以上、X 線管電圧 120~140
kV、撮影 mAs 値 4mAs 程度以下、入射表面線量 0.3mGy 以下、グリッド比 8:1 以上、の条件下で撮影
されることが望ましい。
4:撮影機器、画像処理、読影用モニタの条件については、下記のサイト(日本肺癌学会ホームページ、
肺がん検診について)に掲載された最新情報を参照すること
https://www.haigan.gr.jp/modules/lcscr/index.php?content_id=1
注 3 下記講習会の具体的内容は、日本肺癌学会ホームページ(肺がん検診について)を参照すること
https://www.haigan.gr.jp/modules/lcscr/index.php?content_id=1
「肺癌取扱い規約 第 8 版 肺がん検診の手引き改訂について」、「肺癌取扱い規約第 8 版「肺がん検診
の手引き」改訂に関する Q&A」
・「肺がん検診に関する症例検討会や読影講習会」
・「他施設や都道府県単位、あるいは日本肺癌学会等が主催する胸部画像の読影に関するセミナー・
講習会」
注 4 喀痰の処理法・染色法:
公益社団法人日本臨床細胞診学会、細胞検査士会編集「細胞診標本作製マニュアル」参照
http://www.intercyto.com/lecture/manual/resp_manual.pdf
細胞診判定:肺癌取扱い規約、日本肺癌学会ホ―ムページ(肺がん検診について)参照
「肺癌検診における喀痰細胞診の判定区分別標準的細胞」
https://www.haigan.gr.jp/modules/lcscr/index.php?content_id=1
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