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参考資料5 がん検診事業のあり方について(案)(高橋参考人提出資料) (119 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23760.html
出典情報 がん検診のあり方に関する検討会(第34回 2/4)《厚生労働省》
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要精検と判定された⽅は必ず精密検査を受けなくてはいけませんので、受診前に、精検⽅法を知
っていただく必要があります。侵襲性の⾼い精密検査を受けられない⽅(特に⾼齢者など)は、
医師等と相談しながら検診受診の有無をよく考えていただくことが⼤事です。
Q24

受診者個⼈の同意が無くても、精検機関から⼀次検診機関に精検結果を共有できるとのことです
が、その根拠を教えてください。

A24

個⼈情報保護法第 23 条(例外事項)の三項に、「公衆衛⽣の向上⼜は児童の健全な育成の推進の
ために特に必要がある場合であって、本⼈の同意を得ることが困難であるとき」という項⽬が挙
げられています。その具体例として、「医療・介護関係業者における個⼈情報の適切な取扱いのた
めのガイダンス(厚⽣労働省 2017)」では、「がん検診の精度管理のための地⽅公共団体⼜は地
⽅公共団体から委託を受けた検診機関に対する精密検査結果の情報提供」と書かれています。
個⼈情報保護法では、がん検診などを含む公衆衛⽣上の施策の妨げにならないような配慮が条
⽂に盛り込まれています。なお、精検機関から精検結果を提供された⾃治体が、検診機関に精検
結果を提供できるかについては、(⾃治体は個⼈情報保護法の対象外のため)各⾃治体の条例に
基づいて判断する必要があります。

Q25

検診機関は⾃施設のプロセス指標値を把握することになっていますが、⾃施設で把握できない場
合はどうしたら良いですか。

A25

精検を実施しない施設でも、紹介先の精密検査施設に精検結果を照会するなどして、プロセス指
標値を把握することが重要です。どうしても⾃施設でプロセス指標値を把握できない場合には、
市町村から情報を提供してもらう必要があります。
⼀⽅、市町村に対しても、検診機関にプロセス指標値をフィードバックすることが求められて
います。このように市町村と検診機関が連携して精度管理を⾏う必要があります。

Q26

(胃/肺/乳がん検診において)撮影や読影向上のための検討会を⾃施設で設置していない場合、
市町村や医師会等の委員会に参加すれば良いことになっています。複数の市町村から委託されて
いる検診機関は、各市町村の委員会に参加するべきでしょうか。あるいは少なくとも⼀つ(例え
ば検診機関の所在地に⼀番近い地域の委員会)に参加すれば良いでしょうか。

A26

少なくとも⼀つの委員会に参加していれば良いですが、もし複数の委員会があるのであれば、参
加した⽅が撮影・読影技術の向上に役⽴ちます。
チェックリストはあくまで最低限の基準であり、より⾼い質を⽬指すための体制作りは重要で
す。

②胃がん
Q27

仕様書に胃部エックス線検査の機器の種類(間接、直接、DR 撮影、II ⽅式などの分類)を明記す

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