参考資料5 がん検診事業のあり方について(案)(高橋参考人提出資料) (126 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23760.html |
出典情報 | がん検診のあり方に関する検討会(第34回 2/4)《厚生労働省》 |
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精検結果の報告について、精検受診者に⽂書料を請求している医療機関があるため、「がん検診
は公費を投⼊した市町村の事業であり、精密検査結果の把握はその⼀環である。また、⽂書は市
町村に戻るだけで受診者に交付される訳でもない。このため、精密検査結果報告書の⽂書料を受
診者から徴収するのは望ましくない」との申し⼊れをしていますが⼀向に改善されません。国か
ら何か⽂書等で通知があると助かります。
A44
⽂書料を請求しないことに関する⽂書等による通知はなく、現状では引き続き説明を続けること
になります。
今後も協⼒が得られないようであれば都道府県の担当者に相談し(精度管理は都道府県の役割
でもあります)、がん部会⻑名で当該医療機関に改善依頼をするなど、医師会等の関係機関の協
⼒も得ながら、説明を続けてください。
Q45
検診に従事していない医師や地域医師会等に、検診と診療の違いについて説明したいのですが、
参考となる資料はありますか。
A45
下記の資料を参照してください。
「かかりつけ医のためのがん検診ハンドブック(厚労省がん検診受診向上指導事業)」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000059490.html
公益財団法⼈がん研究振興財団、冊⼦・パンフレット⼀覧、検診とがん〜正しい検診を知る 5
分間〜
https://www.fpcr.or.jp/pamphlet.html
②胃がん
Q46
胃内視鏡検査で、事前の⾎液検査(感染症チェック)が必須でない理由を教えてください。
A46
⽇本消化器がん検診学会の「対策型検診のための胃内視鏡検診マニュアル」では、消化器内視鏡
の感染制御に関するマルチソサエティ実践ガイド(※)に準じ、検査毎に、⽤⼿および⾃動洗浄消
毒装置での洗浄と⾼⽔準消毒液を⽤いた消毒が求められています。このマニュアルに沿って内視
鏡機器を適切に消毒・洗浄することが検診実施要件の⼀つであり、マニュアルを遵守していれば
内視鏡を介した感染を防ぐことができます。ただし、洗浄・消毒が不適切であれば、今後内視鏡件
数の拡⼤に従って感染拡⼤を招く恐れがあり、マニュアルの遵守徹底が必要です。
※マルチソサエティ実践ガイドでは「検査ごとに適切な洗浄・⾼⽔準消毒が⾏われ、標準予防策
が遵守されれば、内視鏡検査による患者間の交差感染防⽌を⽬的とした内視鏡検査前の感染症
チェックは不要である」となっています。
Q47
胃内視鏡検診の検査中にポリープなどが⾒つかった場合、別⽇に再度来院するのは受診者の負担
が⼤きいため、検診と同時に⽣検を実施したいとの意⾒があります。医療的な処置をした分を保
険診療とすること(検診と医療⾏為の併⽤)は可能でしょうか。
A47
胃内視鏡検診と同時に実施する⽣検は、精密検査となり、⽣検および病理組織検査は保険診療と
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