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参考資料5 がん検診事業のあり方について(案)(高橋参考人提出資料) (107 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23760.html
出典情報 がん検診のあり方に関する検討会(第34回 2/4)《厚生労働省》
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※ 仕様書とは委託元市区町村との契約時に提出する書類のこと(仕様書以外でも何らかの形で委託元
市区町村に報告していればよい)
(5) マンモグラフィに係る必要な機器及び設備を整備するとともに、機器の日常点検等の管理体制を整備してい
るか
(6) 両側乳房について内外斜位方向撮影を行っているか。また 40 歳以上 50 歳未満の受診者に対しては、
内外斜位方向・頭尾方向の 2 方向を撮影しているか
(7) 乳房エックス線撮影における線量及び写真またはモニタの画質について、日本乳がん検診精度管理中
央機構(旧マンモグラフィ検診精度管理中央委員会)の行う施設画像評価を受け、A または B の評価
を受けているか※
※ 評価 C または D、施設画像評価を受けていない場合は至急改善すること
(8) 撮影を行う診療放射線技師、医師は、乳房エックス線撮影、読影及び精度管理に関する基本講習プロ
グラムに準じた講習会注 2 を修了し、その評価試験で A または B の評価を受けているか※
※ 上記の評価試験で、C または D 評価、講習会未受講の場合は至急改善すること
(9) 事前に乳房エックス線撮影を行う診療放射線技師に対して指示をする責任医師及び緊急時や必要時に
対応する医師などを明示した計画書を作成し、市区町村に提出しているか
(10) 緊急時や必要時に医師に連絡できる体制を整備しているか
(11) 乳房エックス線写真撮影時や緊急時のマニュアルを整備しているか
(12) 検診に従事する診療放射線技師が必要な教育・研修を受ける機会を確保しているか

3. 乳房エックス線読影の精度管理
解説:二重読影と比較読影(1)~(2)について
① 外部(地域の読影委員会等)に読影を委託している場合は、委託先の状況を確認すること
② 自治体や医師会等が委託先を指定している場合は、自治体や医師会等が代表して委託先の状況を確
認し、各検診機関に通知する形が望ましい
③ 自治体や医師会等が把握していない場合は、検診機関が直接委託先に確認すること
(1) 読影は二重読影を行い、読影に従事する医師のうち少なくとも一人は乳房エックス線写真読影に関す
る適切な講習会注 2 を修了し、その評価試験で A または B の評価を受けているか※
※ 上記の評価試験で C または D 評価、講習会未受講の場合は至急改善すること
(2) 二重読影の所見に応じて、過去に撮影した乳房エックス線写真と比較読影しているか
(3) 乳房エックス線画像は少なくとも 5 年間は保存しているか
(4) 検診結果は少なくとも 5 年間は保存しているか
4. システムとしての精度管理
解説:
① 検診機関が単独で実施できない項目については、関係機関と連携して実施すること
② 自治体や医師会主導で実施している項目(自治体や医師会しか状況を把握できない項目)について
は、あらかじめ自治体や医師会が全検診機関(医療機関)に実施状況を通知することが望ましい※
※ 特に個別検診の場合
(1) 受診者への結果の通知・説明、またはそのための市区町村への結果報告は、遅くとも検診受診後 4 週間
以内になされているか
(2) がん検診の結果及びそれに関わる情報※について、市区町村や医師会等から求められた項目を全て報告
しているか
※ がん検診の結果及びそれに関わる情報」とは、地域保健・健康増進事業報告に必要な情報を指す
(3) 精密検査方法、精密検査結果及び最終病理結果・病期※について、市区町村や医師会から求められた項
目の積極的な把握に努めているか
※ 精密検査結果及び最終病理結果・病期」は地域保健・健康増進事業報告に必要な情報を指す
(4) 撮影や読影向上のための検討会や委員会(自施設以外の乳がん専門家※を交えた会)を設置している
か。もしくは、市区町村や医師会等が設置した検討会や委員会に参加しているか
※ 当該検診機関に雇用されていない乳がん検診専門家
(5) 自施設の検診結果について、要精検率、精検受診率、がん発見率、陽性反応適中度等のプロセス指標
値を把握※しているか
※ 冒頭の解説のとおり、検診機関が単独で算出できない指標値については、自治体等と連携して把握
すること。また自治体等が集計した指標値を後から把握することも可である

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