参考資料5 がん検診事業のあり方について(案)(高橋参考人提出資料) (122 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23760.html |
出典情報 | がん検診のあり方に関する検討会(第34回 2/4)《厚生労働省》 |
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チェックリストの「検便採取後即⽇(2 ⽇⽬)回収を原則とする」とはどういう意味でしょう
か。
A32
原則採便当⽇と前⽇の便を回収することです。
⾼度な便秘や回収のタイミングが合わないなどの場合は 3 ⽇以内でも許容されますが、原則は
2 ⽇以内です。
Q33
同じ⽇(朝と夜)に 2 本採便される場合がありますが、これは精度管理上問題がありますか。1
本⽬と 2 本⽬との間は何時間以上あけるべきでしょうか。
A33
原則違う⽇に採取するべきですが、次善の策として、同⼀⽇でも別の排便であれば許容されます。
1 本⽬と 2 本⽬の間隔は特に規定されていません。
2 ⽇法の趣旨は、異なる検体から採取することで間⽋的な出⾎を捉えるということです。何時間
あければ感度が上がるというデータに基づいているわけではなく、複数の検体で、という点がポ
イントです。もし複数の検体を採取するなら通常は⽇が違う検体で、ということになりますが、
次善の策として、同⼀⽇でも別の排便であればかまいません。
Q34
受診者への結果通知の期限が、⼤腸がん検診のみ2週間以内(他がんでは 4 週間以内)となって
いる理由を教えてください。
A34
⼤腸がん検診は他がん種と異なり結果が早く分かる(⼆重読影などが不要)ためです。欧州の精
度管理に関するガイドラインでも、15 ⽇以内に結果を報告することが推奨されています。
④肺がん
Q35
読影医の要件(※)が指定されている理由を教えてください。
A35
肺癌の読影をしている医師が読影しないと、適切に胸部エックス線写真の判定ができない場合が
あるからです。
普段肺癌の読影をしていない医師が読影した場合に、進⾏がんさえも⾒つからない恐れがあり
ます。
※読影医の要件
・第⼀読影医:検診機関などで開催される「肺がん検診に関する症例検討会や読影講習会
(注)」に年1回以上参加していること
・第⼆読影医:下記の 1)、2)のいずれかを満たすこと
1) 3 年間以上の肺がん検診読影経験があり、かつ検診機関などで開催される「肺がん検診
に関する症例検討会や読影講習会(注)」に年1回以上参加している
2) 5 年間以上の呼吸器内科医、呼吸器外科医、放射線科医のいずれかとしての経験があ
り、かつ検診機関などで開催される「肺がん検診に関する症例検討会や読影講習会
(注)」に年1回以上参加している
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