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参考資料5 がん検診事業のあり方について(案)(高橋参考人提出資料) (131 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23760.html
出典情報 がん検診のあり方に関する検討会(第34回 2/4)《厚生労働省》
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再検査の結果が不明であった場合および、再検査の結果再度読影/判定不能となった者を「要精
検」に計上してください。
Q59

精検機関から精検結果の報告があった場合も、受診者本⼈に確認する場合と同様「精検⽇、精検
機関、精検法、精検結果」の4つ全ての報告がないと「未把握」に計上するのでしょうか?

A59

精検機関からの報告がある場合は精検受診としてください。ただし精検機関に照会して詳細を確
認してください。

②胃がん
Q60

胃内視鏡検診時に⽣検を実施していないが、胃ポリープや胃潰瘍瘢痕、胃粘膜下腫瘍などの疾患
と報告され、ダブルチェックでも「胃がん無し」で再検査は不要と判定されました。検診時⽣検未
受診者で再検査不要の場合、1 次検診で⾒つかった良性疾患は「胃がん以外の疾患」に計上しなく
て良いのですか。

A60

「地域保健・健康増進事業報告作成要領」によると、胃内視鏡検診の「要精検者の定義」は、①内
視鏡検診時に⽣検を受診した者、②内視鏡検診時には⽣検を受診しなかったが、ダブルチェック
で要再検査となった者とされています。検診時に⽣検を受診していない場合や要再検査とならな
い場合は精検扱いになりませんので、受診者数だけに計上してください。
検診時に⽣検は実施していないが 1 次検診検査医が「がん疑い」と報告しても、ダブルチェック
で「がんなし」なので再検査不要と判定されれば、ダブルチェックが最終判定ですので、要精検
者と扱う必要はなく、受診者数だけに計上すれば結構です。要精検とならない者で⾒つかった疾
患は「胃がん以外の疾患」に計上する必要はありません。

Q61

胃内視鏡検診において、がんの疑いがなく⾏われた⽣検は、要精検者に計上するのでしょうか。

A61

胃内視鏡検診において、病理診断を⽬的として胃内視鏡検査と同時に⾏われた⽣検は全て精検扱
いとなります。がんの疑いがなく⽣検した場合や胃以外の臓器(咽頭・⾷道・⼗⼆指腸)で⽣検し
た場合でも精検受診者として計上してください。また、検診時に⽣検受診した者のうち、ダブル
チェックで要再検査と判定された者の数は別途計上してください。
⽣検は偶発症の最⼤の要因であるため、無症状者を対象とした胃内視鏡検診では、胃がんの疑
いがない場合の⽣検は避けなければなりません(Q47 も参照のこと)。こういった不適切な⽣
検をしている地域は要精検率が極端に⾼くなります。市町村/検診機関別の要精検率が極端に⾼
い場合は、がん部会等で⽣検の実施状況等を確認し、改善策を検討してください。

Q62

胃内視鏡検診時に⽣検を実施されている⽅がダブルチェックで要再検査となりましたが、再検査
を未受診または未把握の場合、どのように計上すれば良いのでしょうか。

A62

胃内視鏡検診の⽣検受診者は、要再検査か否かにかかわらず精検受診者として計上してください。

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