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参考資料5 がん検診事業のあり方について(案)(高橋参考人提出資料) (93 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23760.html
出典情報 がん検診のあり方に関する検討会(第34回 2/4)《厚生労働省》
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仕様書に明記すべき必要最低限の精度管理項目(乳がん検診)
1. 検査の精度管理
■検診項目
☐ 検診項目は、質問(医師が自ら行う場合は問診)及び乳房エックス線検査(マンモグラフィ)とする※。
※ 視触診は推奨しないが、仮に実施する場合は、マンモグラフィと併せて実施すること
■質問(問診)・乳房エックス線撮影(撮影機器、撮影技師)
☐ 質問(問診)では現在の症状、月経及び妊娠等に関する事項を必ず聴取し、かつ既往歴、家族歴、過去
の検診の受診状況、マンモグラフィの実施可否に係る事項等を聴取する※。
※ 質問は必ずしも対面による聴取で実施する必要はなく、受診者に自記式の質問用紙を記載させるこ
とをもって代えることができる。
☐ 乳房エックス線装置の種類を明らかにし、日本医学放射線学会の定める仕様基準注 1 を満たす。
☐ マンモグラフィに係る必要な機器及び設備を整備するとともに、機器の日常点検等の管理体制を整備す
る。
☐ 両側乳房について内外斜位方向撮影を行う。また 40 歳以上 50 歳未満の受診者に対しては、内外斜位方
向・頭尾方向の 2 方向を撮影する。
☐ 乳房エックス線撮影における線量及び写真またはモニタの画質について、日本乳がん検診精度管理中央
機構(旧マンモグラフィ検診精度管理中央委員会)の行う施設画像評価を受け、A または B の評価を受
ける※。
※ 評価 C または D、施設画像評価を受けていない場合は至急改善すること。
☐ 撮影を行う診療放射技師、医師は、乳房エックス線撮影、読影及び精度管理に関する基本講習プログ
ラムに準じた講習会注 2 を修了し、その評価試験で A または B の評価を受ける※。
※ 上記の評価試験で、C または D 評価、講習会未受講の場合は至急改善すること。
解説:以下4項目の対象は、病院または診療所以外の場所において医師不在の状況下で胸部エックス線撮
影を行う場合。医師立会いの下で撮影している場合、医師が撮影している場合、病院や診療所が会
場に指定されている場合は不要。
☐ 事前に乳房エックス線撮影を行う診療放射線技師に対して指示をする責任医師及び緊急時や必要時に対
応する医師などを明示した計画書を作成し、市区町村に提出する。
☐ 緊急時や必要時に医師に連絡できる体制を整備する。
☐ 乳房エックス線写真撮影時や緊急時のマニュアルを整備する。
☐ 検診に従事する診療放射線技師が必要な教育・研修を受ける機会を確保する。
■乳房エックス線読影
解説:外部(地域の読影委員会等)に読影を委託している場合は、委託先の状況を確認する。
☐ 読影は二重読影を行い、読影に従事する医師のうち少なくとも一人は乳房エックス線写真読影に関する
適切な講習会注 2 を修了し、その評価試験で A または B の評価を受ける※。
※ 上記の評価試験で C または D 評価、講習会未受講の場合は至急改善すること。
☐ 二重読影の所見に応じて、過去に撮影した乳房エックス線写真と比較読影する。
■記録の保存
☐ 乳房エックス線画像は少なくとも 5 年間は保存する。
☐ 質問(問診)記録・検診結果は少なくとも 5 年間は保存する。
■受診者への説明
解説:
① 下記の 6 項目を記載した資料を、受診者全員に個別に配布する(ポスターや問診票など持ち帰れない
資料や、口頭説明のみは不可とする)。
② 資料は基本的に受診時に配布する※。
※ 市区町村等が受診勧奨時に資料を配布する場合もある。その場合は資料内容をあらかじめ確認し、下

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