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参考資料5 がん検診事業のあり方について(案)(高橋参考人提出資料) (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23760.html
出典情報 がん検診のあり方に関する検討会(第34回 2/4)《厚生労働省》
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力がないと達成が難しい項目もある。対策型検診の全関係者は、必要に応じて連携しながら、全チェッ
クリスト項目の達成を目指す必要がある。
※1 チェックリストは国の指針変更や関連学会の規約変更に応じて定期的な見直しが行われている。
最新のチェックリストについては下記を参照のこと。
国立がん研究センターがん情報サービス「医療関係者向けサイト」、「予防・検診」
https://ganjoho.jp/med_pro/cancer_control/screening/check_list.html
※2 市町村が民間事業者にがん検診を委託する際には、原則として一般競争入札による契約による
が、仕様書に委託基準等を明確に示さずに行った場合には、検診の質にかかわらず最低価格
で入札した検診機関が落札することになり、結果として検診の質が下がるおそれがある。そのた
め、仕様書には「検診機関用チェックリスト」の事項を参考に、設備、人員、運営等に係る基準等
を盛り込むことが必要である。
(1-2) プロセス指標
がん検診の長期的なアウトカムはがん死亡率だが、有効性の確立したがん検診では、短期的には
最終目標に至るまでの過程(プロセス)の改善を継続して測ることが望ましく、プロセス指標を用いた評
価が求められる。がん検診の精度管理においては、まずプロセス指標を適切に算出することが重要で
ある。さらに、プロセス指標の意味と活用方法を理解したうえで(表12)、基準値と乖離する項目につ
いては、その原因と改善策を検討する(別添6)。プロセス指標値の異常には複合的な要因が関与して
いることが多いため、この検討を行う際は、市区町村を指導・助言する立場にある都道府県が、専門
家の意見をもとに俯瞰的観点から主導することが望ましい。また、検診機関ごとにプロセス指標値を算
定し、定期的な評価を行うことは、検診の質を高めるうえで重要である。現在一部のプロセス指標は全
国的に改善傾向にあるため、厚生労働科学研究費補助金「がん検診の適切な把握法及び精度管理
手法の開発に関する研究」班が基準値の見直しを検討している。今後検討結果をふまえ、厚生労働省
により基準値が改定される予定である(令和 4 年 2 月時点)。

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