よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料3 都道府県の推薦について (175 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24255.html
出典情報 がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会(第20回 3/4)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

資料5

今回の指定推薦等に係る三重県の考え方について
本県では、県内5施設のがん診療連携拠点病院を中心として各医療機関の連携による医療提供体制
の整備・充実に取り組んでいますが、がん医療の均てん化を図る観点から、がんの医療圏は4つの2
次医療圏を細分化した地域医療構想区域(桑員、三泗、鈴亀、津、伊賀、松阪、伊勢志摩、東紀州)
を基本とし、県独自のがん診療指定制度も設けている一方、高度医療・希少がん診療については集約
化の観点から、全県域を中心にがん診療連携体制の構築を図ることが適切と考えます。
引き続き、がん診療連携体制の構築に努めるとともに、がん医療が高度化、複雑化してきているこ
とを踏まえ、高度の専門性を必要とする医療の一定の集約化を行うなど、すべての県民が身近な地域
においてより質の高いがん治療が受けられる体制づくりを推進することを目指します。
1 がん診療連携体制の整備にかかる課題
(1)地勢上の特性
本県は南北に長い地勢であることに加え、一定規模の人口を擁する都市が長軸方向に
点在しており、各地域で一定の生活圏が形成される傾向にあります。
(2)医療圏ごとの人口割合
北勢医療圏の人口が県内人口の約47%を占める一方、東紀州医療圏の人口割合は約4
%と大きな隔たりがあるなど、医療圏ごとに対策を講じることが必要です。

(3)受療動向
患者流出率は入院で16.4%、外来で13.1%(厚生労働省「NDB」平成27年度)と高い
状況にあります。
県民に、居住する地域で質の高いがん医療を提供するため、一定の診療実績を有する
医療機関に医療資源を一定程度集約化し、地域の拠点としての役割を担えるよう環境を
整えることが必要です。
175