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参考資料3 都道府県の推薦について (307 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24255.html
出典情報 がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会(第20回 3/4)《厚生労働省》
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【 長崎県が目指すがん医療連携体制 】

■今後の整備方針
施設規模や人員配置等、要件を充足するには数年を要する見込みでは
あるが、全てのがん診療離島中核病院が「地域がん診療病院」の
指定を順次受けられるよう関係機関と協議を進めている。
また、空白の医療圏との連携は、患者受療動向も錯綜していること
から、1拠点病院の支援では限界があるため、全ての要件を充足した
うえで、県指定がん診療連携推進病院を地域がん診療連携拠点病院に
推し、本土地区の体制強化を図ったうえで、複数の医療機関による
空白(離島)の医療圏の支援体制を構築したい。

都道府県がん診療
連携拠点病院

連携

長崎県

※県全体全体の
連携・調整



■現状
本県の医療圏の半数は、国指定の拠点病院等がない空白の医療圏で、
医療資源の偏在が課題である。空白の医療圏は、全て離島で、近隣の
医療圏とは隣接しておらず、支援には多くの課題がある。
県指定がん診療連携推進病院は、地域がん診療連携拠点病院の要件を
ほぼ充足(一部未充足)し、本県のがん医療の一翼を担っているが、
同一医療圏に国指定地域がん診療連携拠点病院があり、現時点で
新たに指定を受けるのは困難な状況にある。なお、当該医療圏の
既指定がん診療連携拠点病院は、更に医療提供体制を充実し、将来的
には高度型指定を目指している医療機関である。

資料5

地域がん診療連携拠点病院
(高度型)

←未指定




地域がん診療
連携拠点病院

連携

地域がん
診療病院
空白の医療
圏の解消!

がん診療
県指定がん診療
■長崎医療圏に対する考え方
離島中核病院
連携推進病院
長崎市は南北に長く、患者動向からみると概ね3病院に分かれて受療。
各医療機関は、それぞれの特徴を活かした分野を中心に重責を担って
おり、本県のがん医療に必要不可欠な医療機関である。
・長崎みなとメディカルセンター
主に五島医療圏との連携、及び長崎医療圏(南部地域) の中核病院としての実績とともに、サイバーナイフ導入等先進治療の一翼を
担う。
・日本赤十字社 長崎原爆病院
被爆県である本県の特殊性から、被爆者(・二世)に対するがん診療の実績が多い。主に上五島医療圏との連携、及び長崎医療圏
(北部地域)の中核病院としての役割を担う。緩和ケア病床を新設予定であり、緩和ケア医療の充実を図っている。
・長崎大学病院
県全域(一部、佐賀県等を含む)のがん診療の質の向上に貢献。がんゲノム医療拠点病院、小児がん連携病院として、特に、合併症、
小児、妊婦、多重がん等、特殊な治療を担うとともに、都道府県拠点病院として県内のがん診療医療従事者研修の企画・開催等、人材
育成において主導的な立場を担っている。また、がん診療連携協議会において中心的役割を果たしている。
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