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参考資料3 都道府県の推薦について (333 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24255.html
出典情報 がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会(第20回 3/4)《厚生労働省》
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資料5

鹿児島県におけるがん診療連携拠点病院等の指定推薦の考え方
○ 姶良・伊佐保健医療圏について
姶良・伊佐保健医療圏は,姶良市,霧島市,伊佐市,湧水町の4市町で構成されており,面積は医療圏で最も大きく,人口も鹿児島保

健医療圏に継ぎ第2位となっている。 また,5つの二次保健医療圏(鹿児島,川薩,出水,曽於,肝属)と隣接している。

【指定推薦の考え方】:地域がん診療病院の新規指定推薦について
姶良・伊佐保健医療圏には,既に地域がん診療病院として南九州病院が指定されているが,下記理由により,霧島市立医師会医療セン
ターが地域がん診療病院として指定されることで本県におけるがん診療の質の向上及びがん診療の連携協力体制の整備がより一層図ら
れることから,新規指定の推薦を行う。
なお,令和3年9月1日時点では,緩和ケア研修会が未開催であり未充足となっているが,令和4年1月9日に開催し,充足済み。(国に対し,
報告済み)

(1) がん患者の通院圏域
各がん診療連携拠点病院等からの現況報告(平成30年1月~12月)の延べ外来患者数によると,二次保健医療圏ごとに居住するがん
患者の割合は,鹿児島保健医療圏43.9%,姶良・伊佐保健医療圏11.5%である。
一方,姶良・伊佐保健医療圏のがん患者の通院圏域は,鹿児島保健医療圏74.4%,姶良・伊佐保健医療圏25%となっており,7割の

ん患者が鹿児島保健医療圏に通院している。
現在のがん治療は,入院に合わせて通院外来での治療も多く,薬物療法を実施する場合は,週に1回以上通院するケースもある。
鹿児島保健医療圏から姶良・伊佐保健医療圏までは,通院に約1時間程度要し,毎回通院を行うことを考えるとがん患者への負担は
大きい。
霧島市立医師会医療センターは,最寄りの駅から車で15分,鹿児島空港から車で10分,九州自動車道の空港インターから車で10分程
度と空港・高速道路とも至近にあり,交通の利便性が高く,熊毛・奄美保健医療圏の患者にとっても通院しやすい。
このことから,地域がん診療病院として指定されることにより,姶良・伊佐圏域居住のがん患者の通院に係る身体的及び経済的負担の
軽減を図ることができ,患者の利便性向上が期待できる。
また,隣接する鹿児島保健医療圏の病院の負担軽減やその他の保健医療圏から別の保健医療圏に通院しているがん患者の身体的
及び経済的負担の軽減も図ることができる。

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