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参考資料3 都道府県の推薦について (334 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24255.html
出典情報 がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会(第20回 3/4)《厚生労働省》
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資料5

鹿児島県におけるがん診療連携拠点病院等の指定推薦の考え方
(2) がん診療連携拠点病院等間の役割
① がん診療連携拠点病院(鹿児島大学病院)
霧島市立医師会医療センターは,乳がんの手術及び放射線治療以外の診療については,自院での治療が可能となっており,自院で
対応不可の治療については,鹿児島大学病院等と連携し,治療を実施している。
また,鹿児島大学病院から,外科,消化器内科,放射線科等の常勤医師や血液内科,泌尿器科,耳鼻咽喉科の非常勤医師の派遣

受けており,協働でがん診療を実施することで,がん診療の質の向上を図っている。
② 地域がん診療病院(南九州病院)
霧島市立医師会医療センターでは,緩和ケアに伴う放射線治療について南九州病院と連携し,実施している。
霧島市立医師会医療センターが地域がん診療病院に指定されることにより,これまで以上にグループ指定先のがん診療連携拠点病
院と人材交流や院内クリティカルパスの整備を通して,がん診療の質の向上が期待される。

(3) 空白の医療圏(曽於保健医療圏)における効果
霧島市立医師会医療センターから曽於保健医療圏の曽於医師会立病院に呼吸器外科医師を月1回,小児科医師を毎週1回派遣し,
治療を実施している。
また,曽於医師会立病院からは,令和2年で外来患者延べ90名,新規入院患者延べ22名の受入診療を実施している。
体制の強化や空白の曽於保健医療圏のがん診療の充実にも繋がることが期待される。
霧島市立医師会医療センターが,地域がん診療病院に指定されることにより,県医師会とも連携し,更なるリーダシップを発揮し,連

霧島市立医師会医療センターの特徴
① 診療実績
平成21年3月30日から県が指定する県がん指定病院として,胃がん,大腸がん,肝がん,肺がん,乳がん,膵がん,胆がん,血液がん等の多様な治療に従事し,症例数も当該保健医
療圏で最も多い実績がある。
② 施設設備
平成21年に外来化学療法センター,平成28年には緩和ケア病棟を開設するなど,がん患者の視点に立った診療体制の整備を図っている。
令和2年の薬物療法の延べ患者数は,2,504人と県内のがん診療連携拠点病院と比較しても同等の治療実績がある。
緩和ケア病棟については,病床数が35床と全国でも高い水準であり,常にがん患者の視点に立ち,緩和ケアの充実を図っている。令和2年の新規入院患者数は,209 人である。
③ その他
がん研有明病院(東京都内)で研修をした医師が在籍しており,がん研有明病院から最新の薬物療法の情報を入手できるとともに,診療や薬物療法への対応等について相談できる体
制が整備されている。

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