よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料3 都道府県の推薦について (319 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24255.html
出典情報 がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会(第20回 3/4)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

拠点病院の指定推薦の考え方

資料5

現 状
○本県では、平成20年3月に「大分県がん対策推進計画」を策定し、「がんによる死亡者の減少」と「すべてのがん患者及びその家族の
苦痛の軽減並びに療養生活の質の維持向上」を全体目標として、がん診療連携拠点病院の整備など、がん対策を推進してきた。
○現在指定されている6つのがん診療連携拠点病院については、県内におけるがん対策の拠点として、県全体のがん医療水準の向上、
均てん化に大きな役割を果たしてきた。
○平成30年3月に策定した「大分県がん対策推進計画(第3期)」では、「がん予防」と「がん医療の充実」を新たに目標に加え、さらなる
がん対策に取り組むこととしており、その達成に向けて、現在の1県拠点病院・6県域5地域拠点病院体制は必要不可欠のものとなっ
ている。

拠点病院の役割
○都道府県がん診療連携拠点病院について
大分大学医学部附属病院は、平成20年に「都道府県がん診療連携拠点病院」に指定されて以来、「地域がん診療連携拠点病院」
間の連携を図り、「都道府県がん診療連携協議会」の幹事として連携協力体制や医師派遣などの診療派遣、情報の共有化に積極的
に努めているほか、「地域がん診療連携拠点病院」に対する積極的な研修の開催等、高度のがん医療の均てん化に大きく寄与して
おり、その役割を充分に果たしている。

○地域がん診療連携拠点病院について
本県の医療圏は「東部」、「中部」、「南部」、「豊肥」、「西部」、「北部」の6医療圏で構成され、 「南部」、「豊肥」の2医療圏は拠点病
院のない空白医療圏となっている。
本県の病院・診療所の数、医師等の人数等は、概ね全国水準を上回っているものの、東部、中部医療圏に約半数が集中しており、
医療資源の集中化が見られる。特に、中部医療圏内の人口は、約56万人で本県人口(約111万人)の約半数を占めている。さらに
高速道路網等の道路整備により、中部医療圏内の病院での受療の増加が見られるため、中部医療圏の拠点病院の整備はさらに充
実・強化が必要であると考えている。
南部、豊肥の各医療圏では指定要件を充たす病院がなく、両医療圏とも高速道路等の整備促進により、中部医療圏の医療機関で
の受療動向が高くなっている。
以上のことから、中部医療圏については、2つの地域がん診療連携拠点病院を維持し、本県のがん医療に対する体制を維持・強
化していきたいと考えている。また、「東部」、「西部」、「北部」の医療圏についても、これまでの実績及び他に指定要件を充足する病
院が無いことから拠点病院の設置を維持していきたいと考えている。
319