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産業保健委員会答申について (19 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/011723.html
出典情報 産業保健委員会答申について(5/15)《日本医師会》
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1.6. 認定産業医制度のデジタル化
現行の研修会申請は紙媒体が主流であり、これをデジタル化することが当
面の最優先課題である。デジタル化により、迅速で効率的な研修管理を実現
し、参加医師の利便性を向上させることを目指すべきである。同様に、統一
規格のない研修会受講者の実績管理もデジタル化の対象としている。これに
より、一元的で整合性のある受講実績管理が可能になり、医師個々の成績評
価が向上するとともに全国一律で個人の単位取得状況を管理するための仕組
みの構築を進めることができる。その結果、日本医師会 Web サイトのマイ
ページを通じて会員・非会員を含め認定産業医は簡便に単位を確認できるよ
うになることを想定している。また、このような取り組みを通じて、単位認
定のデジタル化を進めることは、単位シールの転売防止につながる4。
一連のデジタル化においては、将来的には、医師資格証(HPKI)カードを
個人認証と単位の閲覧の手段として活用することも検討している。産業医の
質の向上の点からも、研修コンテンツのデジタル化、オンライン化を進める
ことにより、日本医師会認定産業医の継続的な自己研鑽の機会を提供するこ
とを期待したい。
産業医学研修カリキュラムの利活用については、委員会での検討の結果、
今後実施予定の研修会申請の電子化に合わせて、認定産業医制度実施要領内
の研修カリキュラムをコード化して申請時に利用することに異論はなかった
が、実施にあたっては都道府県医師会等との連携が必要である。

日本医師会認定産業医制度研修会の単位シール販売の事案については、2023 年 9 月 25
日にプレスリリースを発出するとともに、認定産業医の手引きの改訂を行った。

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