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産業保健委員会答申について (39 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/011723.html
出典情報 産業保健委員会答申について(5/15)《日本医師会》
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(7)特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露)

特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) による影響は慢性中毒が考えら
れ、そのリスクの見積りは表 2.10 に示される方法が考案されている。
表 2.10


リスクの見積りの具体的方法

発生の可能性と重篤度からの見積り
1. マトリックス法
2. 数値化法
3. 枝分かれ図を用いた方法
4. コントロール・バンディング
5. 災害のシナリオから見積もる方法



ばく露濃度と有害性の程度を考慮
1. ばく露濃度を測定し、曝露管理値と比較する。
2. CREATE SIMPLE 等を使って推定する。



チェックリストによる

(8)生殖細胞変異原性

生殖細胞変異原性があるものについては、発がん性、生殖毒性の有無につい
てより注意して調べることになる。

(9)誤えん有害性

産業現場で誤えんすることはまずないが、SDS 対象化学物質を取り扱う作
業現場と事務室、休憩室を明確に分け、作業現場に飲料水を持ち込まないこ
とが重要である。

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