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産業保健委員会答申について (40 ページ)
出典
公開元URL | https://www.med.or.jp/nichiionline/article/011723.html |
出典情報 | 産業保健委員会答申について(5/15)《日本医師会》 |
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2.8. リスク対策
(1)リスクマネジメント
リスク対策としてリスク低減が提唱されているが、リスクマネジメント―指
針 ISO31000:2018 には以下の 4 つの方法が示されている。リスク低減に拘ら
ず実行可能性と有効性でもって検討すべきである。
表 2.11 リスクマネジメント―指針 ISO31000:2018
① リスク回避:高い確率で大きな影響のある場合。代替物、代替方法に
切り替える。
② リスク低減:中等度の確率で中等度の影響のある場合。作業環境管理、
作業管理、曝露の見える化(VEM)でもって低減化を図る。
③ リスク移転:低い確率で大きな影響のある場合。専門業者に業務委託、
保険を掛ける。
④ リスク保有:低い確率で小さな影響の場合。情報を周知し共有する。
(2)曝露濃度を下げる手段
曝露濃度を下げる手段は、有害性情報に基づくリスクアセスメントの優先
順位の考え方に基づいて、以下の中から、事業者が自ら選択するとされている。
① 有害性の低い物質への変更。
② 密閉化・換気装置設置等。
③ 作業手順の改善等。
④ 有効な呼吸用保護具の使用。
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(1)リスクマネジメント
リスク対策としてリスク低減が提唱されているが、リスクマネジメント―指
針 ISO31000:2018 には以下の 4 つの方法が示されている。リスク低減に拘ら
ず実行可能性と有効性でもって検討すべきである。
表 2.11 リスクマネジメント―指針 ISO31000:2018
① リスク回避:高い確率で大きな影響のある場合。代替物、代替方法に
切り替える。
② リスク低減:中等度の確率で中等度の影響のある場合。作業環境管理、
作業管理、曝露の見える化(VEM)でもって低減化を図る。
③ リスク移転:低い確率で大きな影響のある場合。専門業者に業務委託、
保険を掛ける。
④ リスク保有:低い確率で小さな影響の場合。情報を周知し共有する。
(2)曝露濃度を下げる手段
曝露濃度を下げる手段は、有害性情報に基づくリスクアセスメントの優先
順位の考え方に基づいて、以下の中から、事業者が自ら選択するとされている。
① 有害性の低い物質への変更。
② 密閉化・換気装置設置等。
③ 作業手順の改善等。
④ 有効な呼吸用保護具の使用。
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