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別紙2:「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版-」(改訂版)本編 (14 ページ)

公開元URL https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000395.html
出典情報 「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版-」(改訂版)の公表(5/31)《総務省》
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■立ち上げに準備における役割
所属
役割
内容
病院経営
 意思決定
 経営会議等において、オンライン診療を導
 セキュリテ ィリス ク
入するかどうか意思決定
(残留リスク)に関す  システム・サービスの障害や停止などで利
る承認
用できない場合の判断や取り決め
医師
 書類作成
 患者向けの説明書、同意書、運用規則、診
療計画書フォーマットの内容確認
事務職員
 オンライン診療シス  オンライン診療システム導入事業者の決
(情報システム
テム提供事業者対
定、機器の選定から契約までの手続きを実
課、用度課等)


 機器準備
 オンライン診療システム導入事業者等との
 書類作成
連携により、患者向けの説明書、同意書、
診療計画書フォーマット、運用規則、システ
ムの使用方法等の運用に必要な資料を作

事務職員
 オンライン診療シス  会計部分に関わる運用手順の検討、オンラ
(会計課等)
テム提供事業者対
イン診療システム提供事業者との調整等を

実施
 決済準備

<診療所における同意形成>

診療所の場合、院長による意思決定で導入を決定するケースが多いですが、自
院における課題・患者ニーズを十分に把握したうえで、オンライン診療の導入を
検討することが重要です。


また、実施体制としては、医師一人、もしくは医師・看護師の二人等、少人数の体
制となりますが、オンライン診療に係る看護師・事務スタッフ等に説明を行い、実
施体制を構築する必要があります。

2)人材確保及び育成

通常の診療業務の一環としてオンライン診療を導入するため、通常はオンライン
診療専任の人材を確保するのではなく、既存の人員からの育成が必要となりま
す。オンライン診療システム事業者から、システム導入の際にレクチャーや勉強
会が実施されるケースも多く見られます。


また、オンライン診療指針において、オンライン診療を実施する医師は、厚生労
働省が定める e-ラーニング形式の研修を受講することにより、オンライン診療を
実施するための知識を習得することが必須となっています

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