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別紙2:「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版-」(改訂版)本編 (69 ページ)

公開元URL https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000395.html
出典情報 「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版-」(改訂版)の公表(5/31)《総務省》
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要です。
3.1. 導入後の効果
■医療機関の効果
・時間を効率的に利用できる(従来移動に要していた時間で別の患者の診察や病棟業務、
予防接種業務、会議含めカンファレンスの参加が可能となった。)。
・診療の継続による質の向上
・感染予防対策
・患者の暮らしの中での様々な情報(心理的、社会的側面)や困りごとを把握できる。
・患者宅の状況や日常生活の様子が伝わる。
・(看護師が介在する訪問診療においては、)診療時すでにスタッフによるバイタルサイン
の測定含め診察、情報収集が済んでいるため診療が効率化
■患者の効果
・住み慣れた自宅でリラックスして受診できる。
・通院による身体的労力や家族送迎等の負担軽減
・通院にかかる時間的・金銭的負担の削減(待ち時間、通院時間、交通費の削減)
・通院にともなう感染症に罹患するリスクの低減
・確実な診療の継続により病態の安定化
■薬局の効果
・業務負担の軽減
・適切な服薬指導の実施
3.2. 導入後の課題や留意点
■通信環境の問題
地方部においては、通信環境が悪く、Wi-Fi 等の設備が整備されていないと接続が困難
となるケースがあります。
■オンライン診療のリミテーションの認識
オンライン診療では、得られる情報が視覚及び聴覚に限られ、触診、採血、レントゲンな
どの検査が実施できないため、身体のわずかな変化や病状変化の兆候を見逃す可能性、
診断ができないケースがあります。そのため、定期的に対面診療を組み合わせて実施して
います。

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