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別紙2:「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版-」(改訂版)本編 (32 ページ)

公開元URL https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000395.html
出典情報 「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版-」(改訂版)の公表(5/31)《総務省》
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図1-2 野村医院にて実施されたアプローチの概要

2. システム
2.1. 使用しているシステム
野村医院では、患者のニーズと疾患の種類に応じて、複数のツール・システムを効果的
に使用しています。クロンは本人確認と決済が必要な患者を中心に基本的な位置付けとし、
シンクヘルスのビデオ通話はかかりつけの糖尿病などの生活習慣病患者に、LINE のビデオ
通話は訪問診療や地域包括診療など 24 時間 365 日対応をしている患者にそれぞれ活用し
ています。その他にも、普段から医療介護専用コミュニケーションツールであるメディカルケ
アステーション(MCS)を用いた多職種情報共有を行っている患者の DtoPwithN(家族・ケア
マネージャーの場合もあり得る)ではそのビデオ通話機能を用いたり、また高齢独居で情報
端末がない、または難聴があり電話でのやり取りが難しい患者では J:COM のテレビを利用
したオンライン診療なども使用することがあります。
■クロン(株式会社 MICIN)
事前に保険証等の確認、顔写真付きの証明書、簡単な問診回答や決済機能付きであ
り、主に初診の患者を中心に幅広く使用。本人確認や保険証等確認の問題、クレジット
カード登録制で未払い問題を解決します(クレジットカードがないと利用不可)。医療機関
への負担はなく、1 回の診療にあたり 300 円(税別)のシステム運用費が患者側に発生し
ます。
■シンクヘルスアプリ(シンクヘルス株式会社)
糖尿病患者を中心とした生活習慣病の簡易血糖測定、家庭用血圧、体重などの PHR
(Personal Health Record)管理として利用。患者自らがデータ入力管理を行い、それを医
療機関が確認するシステムを採用しているため、個人情報の問題が少なく運用しやすい。
ビデオ通話機能があり、オンライン診療が可能。現在、約 200 人の患者が使用し、治療

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