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別紙2:「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版-」(改訂版)本編 (72 ページ)

公開元URL https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000395.html
出典情報 「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版-」(改訂版)の公表(5/31)《総務省》
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図1 瀬川記念小児神経学クリニックにて実施されているオンライン診療の形態

1.2. 導入背景
瀬川記念小児神経学クリニックは、小児神経の専門医療機関であり、瀬川病の発見によ
り、全国から小児神経の難病患者が受診しています。しかしながら、遠方の患者は、受診す
るために家族とともに上京しており、時間と費用(移動費・宿泊費)がかかるため頻繁に来院
することはできないことが課題となっていました。このような背景の中、2017 年から、遠方の
患者(来院に2~3時間かかる患者等)及び来院が困難な患者(外に出られない、電車に乗
れない等)を対象にオンライン診療を開始しました。対象患者は、瀬川病、レット症候群、トゥ
レット症候群等、神経難病が多く、その他、自閉スペクトラム症、睡眠障害、てんかん等の患
者にも実施しています。
1.3. 導入プロセス
瀬川記念小児神経学クリニックでは、オンライン診療の実践を通じて院内での体制構築を
進めました。オンライン診療導入当初は紙カルテを使用していたため、カルテにオンライン診
療に関する指示書を貼り付けることで、スタッフとの連携を図りました。院長の積極的な取組
と実践を通じてスタッフに指導を行う姿勢が、オンライン診療のスムーズな導入に寄与して
いると考えられます。
2. システム
2.1. 使用しているシステム
瀬川記念小児神経学クリニックでは、オンライン診療システムとして、CLINICS(株式会社
メドレー)を使用しています。医師は PC、患者はスマートフォンまたはタブレットを使用してオ
ンライン診療を実施しています。
■CLINICS(株式会社メドレー)

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