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別紙2:「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版-」(改訂版)本編 (31 ページ)

公開元URL https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000395.html
出典情報 「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版-」(改訂版)の公表(5/31)《総務省》
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図1-1 野村医院にて実施されているオンライン診療の形態

1.2. 導入背景
野村医院がオンライン診療を導入した主な動機と背景は、コロナ感染症の流行に対応す
るためでした。コロナに限らずインフルエンザなどの感染リスクの低減は、かかりつけの高
齢患者だけでなく職員の安全を確保するためにも重要な課題であり、特に、コロナ禍におい
ては、感染の恐れがある患者との直接的な接触を避けること、院内における滞在時間を減
らすことが急務となり、オンライン診療はその解決策として採用されました。
1.3. 導入プロセス
オンライン診療の導入にあたって、野村医院では、まず信頼関係が構築されている患者
を対象に、お試しオンライン診療を実施して、オンライン診療に対する患者の満足度を確か
めた後、継続的なオンライン診療に移行しています。その際、各患者のリテラシーや患者を
サポートする患者側の人的な体制に応じてツールを選択し、院内の業務フローの整備を段
階的に行いながら、オンライン診療の実施対象の患者を増加させています。業務フローの
調整にあたっては、看護師長を中心に院内のスタッフがその運用設計を支援しました。自施
設の診察室の数などの物理的な制約や環境要因も考慮した上で、他の医院やシステムメー
カーからのアドバイスも積極的に取り入れています。これら施設内の様々な調整や業務フロ
ーの追加に関しては、職員の安全を確保する手段としてのオンライン診療の重要性を訴求
し、スタッフの前向きな理解と協力を獲得することによってその推進を実現しました。感染の
恐怖を実感した職員にとって、オンライン診療は安全策として受け入れられやすかったこと
も、導入の推進に寄与していると考えられますが、患者と職員の安全を最優先に考えながら、
オンライン診療の導入を丁寧に進めたことが特徴です。

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