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別紙2:「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版-」(改訂版)本編 (74 ページ)

公開元URL https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000395.html
出典情報 「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版-」(改訂版)の公表(5/31)《総務省》
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「オンライン診療指針」において該当するパートは以下
V 2 (5)通信環境(情報セキュリティ・プライバシー・利用端末)
1)医療機関が行うべき対策
1-1)基本事項

医師がいる空間において診療に関わっていない者が診察情報を知覚でき
ないこと。また、患者がいる空間に第三者がいないことを確認すること。た
だし、患者がいる空間に家族等やオンライン診療支援者がいることを医師
及び患者が同意している場合を除く。

プライバシーが保たれるように、患者側、医師側ともに録音、録画、撮影を
同意なしに行うことがないよう確認すること。
3. 導入効果
オンライン診療の導入によって、患者・家族の負担が軽減されるとともに、専門医による
適切な医療の継続が可能となりました。
3.1. 導入後の効果
■医療機関の効果
小児神経疾患に限らず、対応可能な専門医が限られている難病患者を対象にオンラ
イン診療を実施することで、患者に負担のない状態で、専門医による適切な医療を継続
して提供することが可能となります。
■患者の効果
オンライン診療を実施することで、遠方かつ疾患の特徴により移動が困難な患者及び
家族の来院負担(経済的、身体的、精神的負担等)が大きく緩和されています(患者本
人・家族ともに対面診療と変わらない満足度となっています。)。
3.2. 導入後の課題や留意点
■プライバシーの保護
小児患者の場合には家族等の第三者が同席することが前提となることから、第三者
の同席についての本人確認や、家族以外が同席する場合には、患者の診察自体とは別
途に実施する等の患者プライバシーへの配慮が必要となります。
■かかりつけ医療機関との連携
現地の医療機関と連携をすることが有用ですが、医師同士のリアルタイムでの連携は、
時間的・経済的制約からも難しい場合が多いと想定されるため、異なる地域間でもスム
ーズに情報連携できるシステムの普及が求められます。
■事務負担の増加
クレジット決済がエラーとなった際の対応や、処方箋や明細の送付等において、事務
スタッフの負担が対面診療に比べて増加する傾向があります。
4. 費用

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