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別紙2:「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版-」(改訂版)本編 (73 ページ)

公開元URL https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000395.html
出典情報 「遠隔医療モデル参考書-オンライン診療版-」(改訂版)の公表(5/31)《総務省》
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オンライン診療のビデオ通話ツールとして使用されています。
2.2. 運用(利用者とその役割)
瀬川記念小児神経学クリニックでは、基本的に DtoP の形式でオンライン診療を実施して
います。患者は、対面診療の実施が困難な遠方の患者が対象となっています。
2.3. 診療費用の徴収方法
瀬川記念小児神経学クリニックでは、オンライン診療に係る診療について診療報酬請求
を行っていません。ただし、システム運用費として、15 分につき 2,500 円を徴収しています。
この費用の徴収は CLINICS の機能を利用し、クレジットカード決済により行われています。
2.4.サイバーセキュリティとセキュリティ対策
瀬川記念小児神経学クリニックでは、オンライン診療におけるセキュリティ対策としてセキ
ュアなシステムの選択、プライバシーの保護を重視した対策を実施し、ガイドラインに準拠し
た対応を行っています。
■セキュアなツールの使用
ビデオ通話ツールに「オンライン診療指針」に準拠した CLINICS を選定し、患者情報の
安全性を確保しています。
「オンライン診療指針」において該当するパートは以下
V 2 (5)通信環境(情報セキュリティ・プライバシー・利用端末)
1)医療機関が行うべき対策
1-1)基本事項

医療機関は、オンライン診療に用いるシステムを提供する事業者(以下「事
業者」という。)による説明を受け(システムに関する個別の説明を受けるこ
とのみならず、事業者が提示している情報提供内容を自ら確認することを
含む。)、十分な情報セキュリティ対策が講じられていることを確認するこ
と。また、当該確認に際して、医療機関は責任分界点について確認し、シス
テムの導入に当たっては、そのリスクを十分に理解すること。

オンライン診療の際、医療情報システムに影響を及ぼす可能性があるオン
ライン診療システムを使用する際は、「医療情報安全管理関連ガイドライ
ン」に沿った対策を併せて実施すること。なお、汎用サービスを使用する際
は、汎用サービスが医療情報システムに影響を与えない設定とすること。
2)オンライン診療システム事業者が行うべき対策
オンライン診療システムを提供する事業者は、下記【2-1)基本事項の内容を
参照】を備えたオンライン診療システムを構築し、下記の項目を満たすセキュリテ
ィ面で安全な状態を保つこと。
■プライバシー保護のための措置
プライバシー保護を目的として特定の部屋(電子カルテのある医局・院長室・診察室)
でのみ実施されています。患者情報の漏洩リスクを最小限に抑え、診療中のプライバシ
ーを確保しています。なお、医療機関側の環境のみならず、患者側の診療環境がプライ
バシーの確保に十分な環境でない場合、オンライン診療を中止する措置を取っています。

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