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資料3-3 外国での新たな措置の報告状況 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31510.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和4年度第4回 3/2)《厚生労働省》
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外国での新たな措置の報告状況
(2022年8月1日~2022年11月30日)
No.

38

医薬品名(一般
名)

スキサメトニウム
塩化物水和物

措置概要

措置国

【第1報】
米国FDAより、セボフルランの添付文書の改訂要請が出さ
れた。概要は以下のとおり。
CLINICAL PHARMACOLOGY:Pharmacogenomicsのサブ
セクションに、遺伝性リアノジン受容体(RYR1)およびジヒドロ
ピリジン受容体(CACNA1S)は多型遺伝子であり、複数の病
原性変異体がセボフルランを含む揮発性麻酔薬投与患者
の悪性高熱感受性(MHS)に関連していることが知られてい
る。症例報告および生体外試験により、RYR1および
CACNA1Sの複数の変異がMHSと関連していることが確認
されている旨などが追記される。
WARNINGS:悪性高熱症の項の記載を変更する。
セボフルランを含む揮発性麻酔薬は、感受性のある人にお
いて悪性高熱症を引き起こす可能性がある。悪性高熱症
の致命的な転帰が報告されている。サクシニルコリンと揮発
性麻酔薬の併用により、悪性高熱症発症のリスクは増加す
る。特定のRYR1またはCACNA1S変異体を含む遺伝要因
または家族歴に基づく感受性が知られている又は疑われる
アメリカ
患者において、悪性高熱症を発症する可能性がある。悪性
高熱症の徴候には、高熱、低酸素、高炭酸、筋硬直、頻
脈、頻呼吸、チアノーゼ、不整脈などがある。皮膚の斑点、
凝固異常、および腎不全は、代謝亢進の経過の後半に発
生することがある。悪性高熱症が疑われる場合、すべての
誘発剤(揮発性麻酔薬およびサクシニルコリンなど)を中止
し、ダントロレンナトリウムを静脈内投与し支持療法を開始
すること。

措置区分※1

本邦における措
置内容※2

添付文書改
訂(警告・禁 注目
忌)

【第2報】
上記について米国添付文書が改訂され、改訂前と比べ新
たに追加された内容は次の点。①Contraindicationsに「悪
性高熱症に対する遺伝的感受性が既知または疑われる患
者」が追加された。②Warnings and Precautionsに悪性高熱
を起こしやすい家族歴・遺伝的要因の例示としてリアノジン
受容体又はジヒドロピリジン受容体の遺伝子変異がある旨、
揮発性麻酔薬との併用で悪性高熱のリスクが増加する旨、
悪性高熱の症状や処置が追加された。
【第1報】ニュージーランドのMedicines Adverse Reactions
Committee(MARC)の第190回会合の議事録が掲載され
た。概要は以下のとおり。
MARCは、オピオイドを他のセロトニン作動薬と併用して服
用することによるセロトニン症候群を発症するリスクは、オピ
オイド間で異なることに同意した。MARCは、高リスク(トラマ
ドール、ペチジン、デキストロメトルファン)および中リスク
(フェンタニル、メサドン)としてリストされているオピオイドに
トラマドール塩酸
ニュー
ついて、セロトニン作動薬と併用した場合のセロトニン症候
39 塩・アセトアミノ
ジーラン その他
群のリスクに関する標準化された警告文をデータシートに
フェン配合剤

含めることを推奨した。
【第2報】ニュージーランドMedsafeはPrescribe Update(Vol.
43 No. 3)において、高リスクのオピオイド(トラマドール、ペ
チジン、デキストロメトルファン)について、低リスクのセロト
ニン作動薬(SSRI, SNRI, TCA, St John's wort、リチウム)と
の併用によりセロトニン症候群のリスクが増加、高リスクのセ
ロトニン作動薬(MAO阻害剤(又は過去にセロトニン毒性の
既往歴のある薬剤))との併用は禁忌とした。
40 ニフェジピン

米国FDAは、通常より含量が少ない又は通常より含量が多
いという理由で、一部のニフェジピン製剤が回収された旨を アメリカ
公表した。

8

回収

対応済

対応不要