社会保障 (150 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20231101zaiseia.html |
出典情報 | 財政制度等審議会 財政制度分科会(11/1)《財務省》 |
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負担の在り方
○ 75歳以上の者の1人当たり医療費は現役世代の約4倍であり、そのうち8割強は公費と現役世代の支援金で賄う構
造。他方で現役世代は医療費のうち8割を患者負担と保険料で賄いつつ、加えて後期高齢者支援金も負担。
○ 年齢ではなく能力に応じた負担とし、世代間の公平性を確保する観点から、75歳以上の後期高齢者の窓口負担を原
則2割負担とすることも含めて検討すべき。
給付と負担のバランス
これまでに取り組んできた主な事項
◆ 後期高齢者の医療費と財源
○ 70~74歳の者の窓口負担の引上げ(1割→2割)
・ 2014年4月以降に70歳に達した者から2割負担
(2018年度末で完了)
総額19.2兆円(一人当たり約100万円)
自己 高齢者
後期高齢者支援金
負担 保険料
(現役世代の保険料)38%
8% 8%
国費・地方費
46%
○ 70歳以上の者に係る高額療養費制度の見直し
・ 2017年8月以降、低所得者を除き、段階的に自己
負担の限度額を引上げ
※令和5年度予算を基に作成。
◆ 1人当たり医療費と保険料の増加(H21→R2)
○ 療養病床の65歳以上の者の光熱水費の負担見直し
・ 2017年10月以降、指定難病の者等を除き、段階的
に光熱水費の負担を引上げ
1人当たり医療費の増
+2.1万円
+8.6万円
+1.3万円
+2.7万円
1人当たり保険料の増
15~64歳
+4.8万円
65~74歳
+1.3万円
○ 一定の所得のある後期高齢者(75歳以上)の2割の窓
口負担の導入
75歳~
◆1人当たり保険料・支援金の推移(月額)
5,783円
1. 8倍
現役世代一人当たり支援金
2,980円
5,332円
H20
6,472円
1. 2倍
高齢者一人当たり保険料
R5 (年度)
今後の主な改革の方向性
○ 年齢ではなく能力に応じた負担
・ 金融資産の保有状況等も勘案して負担能力を判定す
るための具体的な制度設計の検討
・ 後期高齢者医療制度における「現役並み所得」の判
定基準の見直し
・ 後期高齢者の窓口負担を原則2割負担とする
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