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社会保障 (44 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20231101zaiseia.html
出典情報 財政制度等審議会 財政制度分科会(11/1)《財務省》
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病院

病床機能報告(「急性期」「回復期」など)と診療報酬の関係

○ 地域医療構想における「急性期」「回復期」という分類は、各病院が、フロアごとに定められた各病棟の主たる機能を報告するもの。
○ これと診療報酬の分類を重ね合わせてみると、最も報酬が高い「急性期一般入院料1」(看護配置7:1などが要件)に偏ってお
り、さらに、看護配置が比較的小さい病床でも「急性期」に分類されている例が多いことがわかる。
◆「病床機能報告」と診療報酬の関係(2022年7月1日時点)
該当する入院基本料・特定入院料

◆「急性期一般入院料」の主な要件(2022年度)

2022年7月1日時点の機能
高度急性期 急性期
回復期
慢性期

救命救急入院料等(ICU・HCUなど)

27,661

1,971

-

45

特定機能病院7対1入院基本料等

43,673

15,709

-

285

急性期一般入院料1(7対1以上)

69,937

253,072

803

79

急性期一般入院料2~7(10対1以上)

515

137,049

8,356

515

地域一般入院料等(13対1、15対1以上)

-

24,466

17,694

5,317

32

13,409

53,394

2,305

-

387

86,664

287

96

229

3,239

186,994

15,347

87,184

29,345

112,589

157,261
13%

533,476
45%

199,495
17%

308,416
26%

地域包括ケア病棟入院料等
回復期リハビリテーション病棟入院料
療養病棟入院料等
その他(障害者施設、診療所など)


2025年の病床の必要量

13.1万床 40.1万床 37.5万床 28.4万床
11%
34%
31%
24%

入院料 入院料 入院料 入院料 入院料 入院料






看護職員
(※1)

7対1
以上

重症度、医療・
看護必要度Ⅱ
28%
の患者割合

10対1以上

24%

21%

17%

(※2)

平均在院
日数

18日
以内

21日以内

在宅復帰・
病床機能
連携率

8割
以上



点数

14%

測定し
ている
こと

1,650点 1,619点 1,545点 1,440点 1,429点 1,382点

※1 看護師比率は7割以上が要件
※2 輸血などの処置の状況や、患者の状況、手術等の状況を勘案して重
症度、医療・看護必要度が高い患者の割合。上記は許可病床200床以
上の場合。このほか重症度、医療・看護必要度Ⅰによる患者割合の基
準がある。

【改革の方向性】(案)
○ 病床の役割分担を適切に進めるため、7:1といった看護配置に過度に依存した診療報酬体系から、患者の重症度、救急受入れ、手術といった「実績」
をより反映した体系に転換していくべき。そうした中、10:1といった看護配置を要件とする急性期入院料は廃止し、回復期への転換を促すことを検討すべき。
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