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資料No.1-1~1-5_第十八改正日本薬局方第二追補(案) (33 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000174942_00008.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 日本薬局方部会(令和5年度第1回 1/22)《厚生労働省》 |
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第十八改正日本薬局方第二追補
1
2
オキサリプラチン注射液
波長247 ~ 251 nmに吸収の極大を示す.
3
pH 別に規定する.
4
純度試験
5
(1)
6
応する容量を正確に量り,水を加えて正確に10 mLとし,試
7
料溶液とする.別に純度試験用オキサリプラチン類縁物質B
8
二硝酸塩標準品約12.5 mgを精密に量り,メタノール25 mL
類縁物質
本品の「オキサリプラチン」50 mgに対
9
を加えよく振り混ぜた後,薄めた2 mol/L硝酸試液(1→200)
を加えて溶かし,正確に100 mLとする.この液25 mLを正
11
確に量り,薄めた2 mol/L硝酸試液(1→200)を加えて正確に
12
100 mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液20
13
μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー
14
〈2.01〉により試験を行う.それぞれの液の類縁物質Bのピー
15
ク面積 AT1及び AS,並びに試料溶液の類縁物質Bに対する相
16
対保持時間約1.4の類縁物質IAのピーク面積 AT2 ,その他の
17
個々の類縁物質のピーク面積ATnを自動積分法により測定す
18
る.次式により計算するとき,本品中の類縁物質B及び類縁
19
物質IAは,それぞれ0.65%以下及び0.50%以下であり,そ
20
の他の個々の類縁物質は0.20%以下及びその他の類縁物質の
21
合計は1.00%以下である.ただし,試料溶液の類縁物質IA
22
及びその他の類縁物質のピーク面積は自動積分法で求めた面
23
積にそれぞれ感度係数0.40及び0.25を乗じた値とする.
24
類縁物質Bの量(%)=MS × AT1/AS × 0.797 × 1/20
類縁物質IAの量(%)
26
27
28
29
30
31
32
50
=MS × AT2/AS × 0.797 × 1/20
その他の個々の類縁物質の量(%)
=MS × ATn/AS × 0.797 × 1/20
MS :純度試験用オキサリプラチン類縁物質B二硝酸塩標
準品の秤取量(mg)
0.797:類縁物質B二硝酸塩の類縁物質Bへの換算係数
試験条件
52
100 → 0
0 → 100
流量:毎分1.0 mL
51
10
25
0.1 ~ 45.1
吸光度測定法〈2.24〉 により吸収スペクトルを測定するとき,
5 .
面積測定範囲:試料溶液注入後45分間
システム適合性
53
検出の確認:標準溶液1 mLを正確に量り,水を加えて
54
正確に10 mLとする.この液20 μLから得た類縁物質
55
Bのピーク面積が,標準溶液の類縁物質Bのピーク面
56
積の8 ~ 12%になることを確認する.
57
システムの性能:オキサリプラチンの薄めた希水酸化ナ
58
トリウム試液(1→20)溶液(1→500)を60℃で約2時間加
59
熱後,放冷する.この液1 mLに水を加えて10 mLと
60
し,システム適合性試験用溶液とする.この液20 μL
61
につき,上記の条件で操作するとき,類縁物質B,類
62
縁物質IAの順に検出し,その分離度は8以上であり,
63
類縁物質Bのピークのシンメトリー係数は2.0以下で
64
ある.
65
システムの再現性:標準溶液20 μLにつき,上記の条件
66
で試験を6回繰り返すとき,類縁物質Bのピーク面積
67
の相対標準偏差は2.0%以下である.
68
(2)
69
する容量を正確に量り,水を加えて正確に10 mLとし,試料
70
溶液とする.別にシュウ酸二水和物44 mgを正確に量り,水
71
を加えて正確に250 mLとする.この液20 mLを正確に量り,
72
水を加えて正確に100 mLとし,標準溶液とする.試料溶液
73
及び標準溶液10 μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロ
74
マトグラフィー 〈2.01〉 により試験を行う.それぞれの液の
75
シュウ酸のピーク面積を自動積分法により測定するとき,試
76
料溶液のシュウ酸のピーク面積は標準溶液のシュウ酸のピー
77
ク面積の3/5より大きくない.
78
79
80
シュウ酸
本品の「オキサリプラチン」50 mgに対応
試験条件
検出器,カラム,カラム温度は「オキサリプラチン」の
定量法の試験条件を準用する.
81
移動相:40%テトラブチルアンモニウムヒドロキシド
82
試液2.6 mL及びリン酸二水素カリウム1.36 gを水に溶
かして1000 mLとし,リン酸を加えてpH 6.0に調整
33
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:210 nm)
34
カラム:内径4.6 mm,長さ75 mmのステンレス管に3
83
35
μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル
84
する.この液800 mLに液体クロマトグラフィー用ア
セトニトリル200 mLを加える.
36
化シリカゲルを充塡する.
85
37
カラム温度:10℃付近の一定温度
86
38
移動相A:1-ヘプタンスルホン酸ナトリウム0.55 g及
87
流量:毎分2.0 mL
システム適合性
39
びリン酸二水素カリウム1.36 gを水1000 mLに溶かし,
88
検出の確認:標準溶液1 mLを正確に量り,水を加えて
40
リン酸を加えてpH 3.0に調整する.この液810 mLに
89
正確に10 mLとする.この液10 μLから得たシュウ酸
液体クロマトグラフィー用メタノール190 mLを加え
90
のピーク面積が,標準溶液のシュウ酸のピーク面積の
る.
91
8 ~ 12%になることを確認する.
41
42
43
44
45
46
47
48
49
92
システムの性能:標準溶液10 μLにつき,上記の条件で
びリン酸二水素カリウム1.36 gを水1000 mLに溶かし,
93
操作するとき,シュウ酸のピークの理論段数及びシン
リン酸を加えてpH 3.0に調整する.この液495 mLに
94
メトリー係数は,それぞれ5000段以上,2.0以下であ
液体クロマトグラフィー用メタノール505 mLを加え
95
る.
移動相B:1-ヘプタンスルホン酸ナトリウム0.55 g及
96
る.
移動相の送液:移動相A及び移動相Bの混合比を次のよ
うに変えて濃度勾配制御する.
注入後の時間
(分)
0 ~ 0.1
移動相A
(vol%)
100
移動相B
(vol%)
0
システムの再現性:標準溶液10 μLにつき,上記の条件
97
で試験を6回繰り返すとき,シュウ酸のピーク面積の
98
相対標準偏差は2.0%以下である.
99
エンドトキシン〈4.01〉 2.67 EU/mg未満.
100
採取容量〈6.05〉 試験を行うとき,適合する.
101
不溶性異物〈6.06〉 第1法により試験を行うとき,適合する.
日本薬局方の医薬品の適否は,その医薬品各条の規定,通則,生薬総則,製剤総則及び一般試験法の規定によって判定する.(通則5参照 )
1
2
オキサリプラチン注射液
波長247 ~ 251 nmに吸収の極大を示す.
3
pH 別に規定する.
4
純度試験
5
(1)
6
応する容量を正確に量り,水を加えて正確に10 mLとし,試
7
料溶液とする.別に純度試験用オキサリプラチン類縁物質B
8
二硝酸塩標準品約12.5 mgを精密に量り,メタノール25 mL
類縁物質
本品の「オキサリプラチン」50 mgに対
9
を加えよく振り混ぜた後,薄めた2 mol/L硝酸試液(1→200)
を加えて溶かし,正確に100 mLとする.この液25 mLを正
11
確に量り,薄めた2 mol/L硝酸試液(1→200)を加えて正確に
12
100 mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液20
13
μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー
14
〈2.01〉により試験を行う.それぞれの液の類縁物質Bのピー
15
ク面積 AT1及び AS,並びに試料溶液の類縁物質Bに対する相
16
対保持時間約1.4の類縁物質IAのピーク面積 AT2 ,その他の
17
個々の類縁物質のピーク面積ATnを自動積分法により測定す
18
る.次式により計算するとき,本品中の類縁物質B及び類縁
19
物質IAは,それぞれ0.65%以下及び0.50%以下であり,そ
20
の他の個々の類縁物質は0.20%以下及びその他の類縁物質の
21
合計は1.00%以下である.ただし,試料溶液の類縁物質IA
22
及びその他の類縁物質のピーク面積は自動積分法で求めた面
23
積にそれぞれ感度係数0.40及び0.25を乗じた値とする.
24
類縁物質Bの量(%)=MS × AT1/AS × 0.797 × 1/20
類縁物質IAの量(%)
26
27
28
29
30
31
32
50
=MS × AT2/AS × 0.797 × 1/20
その他の個々の類縁物質の量(%)
=MS × ATn/AS × 0.797 × 1/20
MS :純度試験用オキサリプラチン類縁物質B二硝酸塩標
準品の秤取量(mg)
0.797:類縁物質B二硝酸塩の類縁物質Bへの換算係数
試験条件
52
100 → 0
0 → 100
流量:毎分1.0 mL
51
10
25
0.1 ~ 45.1
吸光度測定法〈2.24〉 により吸収スペクトルを測定するとき,
5 .
面積測定範囲:試料溶液注入後45分間
システム適合性
53
検出の確認:標準溶液1 mLを正確に量り,水を加えて
54
正確に10 mLとする.この液20 μLから得た類縁物質
55
Bのピーク面積が,標準溶液の類縁物質Bのピーク面
56
積の8 ~ 12%になることを確認する.
57
システムの性能:オキサリプラチンの薄めた希水酸化ナ
58
トリウム試液(1→20)溶液(1→500)を60℃で約2時間加
59
熱後,放冷する.この液1 mLに水を加えて10 mLと
60
し,システム適合性試験用溶液とする.この液20 μL
61
につき,上記の条件で操作するとき,類縁物質B,類
62
縁物質IAの順に検出し,その分離度は8以上であり,
63
類縁物質Bのピークのシンメトリー係数は2.0以下で
64
ある.
65
システムの再現性:標準溶液20 μLにつき,上記の条件
66
で試験を6回繰り返すとき,類縁物質Bのピーク面積
67
の相対標準偏差は2.0%以下である.
68
(2)
69
する容量を正確に量り,水を加えて正確に10 mLとし,試料
70
溶液とする.別にシュウ酸二水和物44 mgを正確に量り,水
71
を加えて正確に250 mLとする.この液20 mLを正確に量り,
72
水を加えて正確に100 mLとし,標準溶液とする.試料溶液
73
及び標準溶液10 μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロ
74
マトグラフィー 〈2.01〉 により試験を行う.それぞれの液の
75
シュウ酸のピーク面積を自動積分法により測定するとき,試
76
料溶液のシュウ酸のピーク面積は標準溶液のシュウ酸のピー
77
ク面積の3/5より大きくない.
78
79
80
シュウ酸
本品の「オキサリプラチン」50 mgに対応
試験条件
検出器,カラム,カラム温度は「オキサリプラチン」の
定量法の試験条件を準用する.
81
移動相:40%テトラブチルアンモニウムヒドロキシド
82
試液2.6 mL及びリン酸二水素カリウム1.36 gを水に溶
かして1000 mLとし,リン酸を加えてpH 6.0に調整
33
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:210 nm)
34
カラム:内径4.6 mm,長さ75 mmのステンレス管に3
83
35
μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル
84
する.この液800 mLに液体クロマトグラフィー用ア
セトニトリル200 mLを加える.
36
化シリカゲルを充塡する.
85
37
カラム温度:10℃付近の一定温度
86
38
移動相A:1-ヘプタンスルホン酸ナトリウム0.55 g及
87
流量:毎分2.0 mL
システム適合性
39
びリン酸二水素カリウム1.36 gを水1000 mLに溶かし,
88
検出の確認:標準溶液1 mLを正確に量り,水を加えて
40
リン酸を加えてpH 3.0に調整する.この液810 mLに
89
正確に10 mLとする.この液10 μLから得たシュウ酸
液体クロマトグラフィー用メタノール190 mLを加え
90
のピーク面積が,標準溶液のシュウ酸のピーク面積の
る.
91
8 ~ 12%になることを確認する.
41
42
43
44
45
46
47
48
49
92
システムの性能:標準溶液10 μLにつき,上記の条件で
びリン酸二水素カリウム1.36 gを水1000 mLに溶かし,
93
操作するとき,シュウ酸のピークの理論段数及びシン
リン酸を加えてpH 3.0に調整する.この液495 mLに
94
メトリー係数は,それぞれ5000段以上,2.0以下であ
液体クロマトグラフィー用メタノール505 mLを加え
95
る.
移動相B:1-ヘプタンスルホン酸ナトリウム0.55 g及
96
る.
移動相の送液:移動相A及び移動相Bの混合比を次のよ
うに変えて濃度勾配制御する.
注入後の時間
(分)
0 ~ 0.1
移動相A
(vol%)
100
移動相B
(vol%)
0
システムの再現性:標準溶液10 μLにつき,上記の条件
97
で試験を6回繰り返すとき,シュウ酸のピーク面積の
98
相対標準偏差は2.0%以下である.
99
エンドトキシン〈4.01〉 2.67 EU/mg未満.
100
採取容量〈6.05〉 試験を行うとき,適合する.
101
不溶性異物〈6.06〉 第1法により試験を行うとき,適合する.
日本薬局方の医薬品の適否は,その医薬品各条の規定,通則,生薬総則,製剤総則及び一般試験法の規定によって判定する.(通則5参照 )