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資料No.1-1~1-5_第十八改正日本薬局方第二追補(案) (35 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000174942_00008.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 日本薬局方部会(令和5年度第1回 1/22)《厚生労働省》
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ゲフィチニブ錠 7

第十八改正日本薬局方第二追補

1
2

医薬品各条の部

クロニジン塩酸塩の条性状の項及び純度試

験の項(4)の目を次のように改める.

3

クロニジン塩酸塩

4

性状 本品は白色の結晶又は結晶性の粉末である.

.

44

μm以下のメンブランフィルターでろ過する.ろ液につき,

45

紫外可視吸光度測定法 〈2.24〉 により吸収スペクトルを測定

46

するとき,波長252 ~ 256 nm及び波長342 ~ 346 nmに吸

47

収の極大を示す.

48

製剤均一性 〈6.02〉

49

質量偏差試験又は次の方法による含量均

一性試験のいずれかを行うとき,適合する.

5

本品は水にやや溶けやすく,エタノール(99.5)にやや溶け

本品1個をとり,水/アセトニトリル/トリフルオロ酢酸

6

50

にくく,酢酸(100)に溶けにくく,無水酢酸又はジエチルエ

7

51

混液(59:40:1) 175 mLを加え,錠剤が完全に崩壊するま

ーテルにほとんど溶けない.

52

で超音波処理し,振り混ぜた後,水/アセトニトリル/トリ

53

フルオロ酢酸混液(59:40:1)を加えて正確に500 mLとする.

本品0.20 gをエタノール(99.5) 2 mLに溶

54

30分間以上放置した後,上澄液2 mLを正確に量り,1 mL中

かし,試料溶液とする.この液1 mLを正確に量り,エタノ

55

にゲフィチニブ(C22H24ClFN4O3)約10 μgを含む液となるよ

ール(99.5)を加えて正確に100 mLとする.この液1 mL及び

56

うに水/アセトニトリル/トリフルオロ酢酸混液(59:40:

12

2 mLを正確に量り,それぞれにエタノール(99.5)を加えて

57

1)を加えて正確にV mLとする.この液を孔径0.45 μm以下

13

正確に20 mLとし,標準溶液(1)及び標準溶液(2)とする.こ

58

のメンブランフィルターでろ過する.初めのろ液3 mLを除

れらの液につき,薄層クロマトグラフィー〈2.03〉 により試

59

き,次のろ液を試料溶液とする.別にゲフィチニブ標準品

験を行う.試料溶液,標準溶液(1)及び標準溶液(2) 2 μL ず

60

(別途「ゲフィチニブ」と同様の方法で水分〈2.48〉を測定し

16

つを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した

61

ておく)約40 mgを精密に量り,水/アセトニトリル/トリ

17

薄層板にスポットする.次に酢酸エチル/エタノール(99.5)

62

フルオロ酢酸混液(59:40:1) 150 mLを加え,超音波処理

/アンモニア水(28)混液(17:2:1)を展開溶媒として約12

63

して溶かす.この液に水/アセトニトリル/トリフルオロ酢

cm展開した後,薄層板を風乾する.これを100℃で1時間乾

64

酸混液(59:40:1)を加えて正確に200 mLとする.この液5

20

燥した後,次亜塩素酸ナトリウム試液を均等に噴霧し,15

65

mLを正確に量り,水/アセトニトリル/トリフルオロ酢酸

21

分間風乾する.これにヨウ化カリウムデンプン試液を均等に

66

混液(59:40:1)を加えて正確に100 mLとし,標準溶液とす

噴霧するとき,試料溶液から得た主スポット及び原点のスポ

67

る.試料溶液及び標準溶液につき,紫外可視吸光度測定法

23

ット以外のスポットは,標準溶液(2)から得たスポットより

68

〈2.24〉により試験を行い,波長344 nmにおける吸光度AT及

24

濃くなく,かつ主スポット及び原点のスポット以外のスポッ

69

びASを測定する.

25

トのうち標準溶液(1)から得たスポットより濃いスポットは3

26

70

ゲフィチニブ(C22H24ClFN4O3)の量(mg)

個以下である.

71

=MS × AT /AS × V /16

72

MS:脱水物に換算したゲフィチニブ標準品の秤取量(mg)

8

純度試験

9

(4)

10
11

14
15

18
19

22

27
28

29
30

31

類縁物質

医薬品各条の部

軽質無水ケイ酸の条純度試験の項ヒ素の目

を削る.

医薬品各条の部

ケイ酸マグネシウムの条純度試験の項ヒ素

の目を削る.

医薬品各条の部

ゲフィチニブの条の次に次の一条を加える.

32

ゲフィチニブ錠

33

Gefitinib Tablets

34
35
36

本品は定量するとき,表示量の95.0 ~ 105.0%に対応す
るゲフィチニブ(C22H24ClFN4O3:446.90)を含む.
製法 本品は「ゲフィチニブ」をとり,錠剤の製法により製す

37

る.

38

確認試験

本品を粉末とし,「ゲフィチニブ」0.25 gに対応す

39

る量をとり,水/アセトニトリル/トリフルオロ酢酸混液

40

(59:40:1) 175 mLを加えて振り混ぜた後,水/アセトニ

41

トリル/トリフルオロ酢酸混液(59:40:1)を加えて500 mL

73

溶出性〈6.10〉

試験液にポリソルベート80溶液(1→20) 1000

74

mLを用い,パドル法により,毎分50回転で試験を行うと

75

き,本品の45分間の溶出率は75%以上である.

76

本品1個をとり,試験を開始し,規定された時間に溶出液

77

10 mL以上をとり,孔径0.45 μm以下のメンブランフィルタ

78

ーでろ過する.初めのろ液2 mL以上を除き,次のろ液V mL

79

を正確に量り,1 mL中にゲフィチニブ(C22H24ClFN4O3)約

80

25 μgを含む液になるように試験液を加えて正確にV ′ mLと

81

し,試料溶液とする.別にゲフィチニブ標準品(別途「ゲフ

82

ィチニブ」と同様の方法で水分〈2.48〉を測定しておく)約25

83

mgを精密に量り,試験液約70 mLを加え,超音波処理して

84

溶かした後,試験液を加えて,正確に100 mLとする.この

85

液10 mLを正確に量り,試験液を加えて正確に100 mLとし,

86

標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液につき,紫外可視吸

87

光度測定法〈2.24〉により試験を行い,波長334 nmにおける

88

吸光度AT及びASを測定する.

89
90

ゲフィチニブ(C22H24ClFN4O3)の表示量に対する溶出率(%)
=MS × AT/AS × V ′/V × 1/C × 100

91

MS:脱水物に換算したゲフィチニブ標準品の秤取量(mg)

92

C :1錠中のゲフィチニブ(C22H24ClFN4O3)の表示量(mg)

42

とする.この液2 mLをとり,水/アセトニトリル/トリフ

93

43

ルオロ酢酸混液(59:40:1)を加えて100 mLとし,孔径0.45

94

定量法

本品10個以上をとり,その質量を精密に量り,粉末

とする.ゲフィチニブ(C22H24ClFN4O3)約35 mgに対応する

日本薬局方の医薬品の適否は,その医薬品各条の規定,通則,生薬総則,製剤総則及び一般試験法の規定によって判定する.(通則5参照 )