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資料No.1-1~1-5_第十八改正日本薬局方第二追補(案) (38 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000174942_00008.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 日本薬局方部会(令和5年度第1回 1/22)《厚生労働省》
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10 シチコリン

1

第十八改正日本薬局方第二追補

(0.036%以下).

50

検出の確認:標準溶液4 mLを正確に量り,水を加えて

2

(3)

本品0.20 gをエタノール(95) 10 mLに溶か

51

正確に50 mLとする.この液10 μLから得たシチコリ

3

し,試料溶液とする.この液1 mLを正確に量り,エタノー

52

ンのピーク面積が,標準溶液のシチコリンのピーク面

4

ル(95)を加えて正確に100 mLとし,標準溶液とする.これ

53

5

らの液につき,薄層クロマトグラフィー〈2.03〉により試験

54

システムの性能:標準溶液10 μLにつき,上記の条件で

6

を行う.試料溶液及び標準溶液10 μLずつを薄層クロマトグ

55

操作するとき,シチコリンのピークの理論段数及びシ

7

ラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットす

56

ンメトリー係数は,それぞれ2000段以上,0.9 ~ 1.6

8

る.次に酢酸エチル/酢酸(100)/水/メタノール混液(50:

57

9

25:17:13)を展開溶媒として約10 cm展開した後,薄層板

58

システムの再現性:標準溶液10 μLにつき,上記の条件

10

を温風で乾燥し,100℃で10分間加熱する.展開用容器の底

59

で試験を6回繰り返すとき,シチコリンのピーク面積

11

に0.3 mol/L過マンガン酸カリウム試液を入れた蒸発皿を置

60

の相対標準偏差は2.0%以下である.

12

き,同量の塩酸を加え,加熱した薄層板を展開用容器に入れ,

13

蓋をして2分間放置する.薄層板を取り出し,冷風で過剰な

14

塩素を取り除き,テトラメチルベンジジン試液を均等に噴霧

15

するとき,試料溶液から得た主スポット以外のスポットは,

16

標準溶液から得たスポットより濃くない.

類縁物質

17

水分〈2.48〉

18

定量法

5.5 ~ 7.0%(0.5 g,容量滴定法,直接滴定).

レングリコール溶液(1→1000) 50 mLを加え,還流冷却器を

20

付け,油浴中で30分間加熱する.冷却後,還流冷却器を水

21

25 mLで洗い,洗液を先の溶液に合わせる.この液に2-プ

22

ロパノール75 mL及び2 mol/L硝酸試液15 mLを加え,0.1

23

mol/L硝酸銀液10 mLを正確に加える.0.1 mol/Lチオシアン

24

酸アンモニウム液で滴定〈2.50〉する(指示薬:硫酸アンモニ

25

ウム鉄(Ⅲ)試液2 mL).同様の方法で空試験を行う.

26

0.1 mol/L硝酸銀液1 mL

28

62

である.

同条貯法の項の次に次を加える.
その他

63

類縁物質A:

64

P’’-(2-Aminoethyl) cytidine 5’-(dihydrogen diphosphate)

本品約0.1 gを精密に量り,水酸化ナトリウムのエチ

19

27

61

積の5.6 ~ 10.4%になることを確認する.

= 13.96 mg C7H15Cl2N2O2P・H2O

65
66

類縁物質B:

67

Cytidine 5’-(dihydrogen phosphate)

貯法 容器 気密容器.

29

医薬品各条の部

30

次のように改める.

31

シチコリン

32

純度試験

33

(3)

シチコリンの条純度試験の項(3)の目を

68
69

類縁物質C:

本品0.10 gを水100 mLに溶かし,試料溶

70

P’’-[2-(Trimethylammonio)ethyl] uridine 5’-

34

液とする.この液1 mLを正確に量り,水を加えて正確に

71

(monohydrogen diphosphate)

35

200 mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液10

36

μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー

類縁物質

37

〈2.01〉 により試験を行い,それぞれの液の各々のピーク面

38

積を自動積分法により測定するとき,試料溶液のシチコリン

39

以外のピークの面積は,標準溶液のシチコリンのピーク面積

40

の3/5より大きくない.また,試料溶液のシチコリン以外

41

のピークの合計面積は,標準溶液のシチコリンのピーク面積

42

より大きくない.ただし,シチコリンに対する相対保持時間

43

約0.62の類縁物質A,約0.64の類縁物質B及び約1.3の類縁物

44

質Cのピーク面積は自動積分法で求めた面積にそれぞれ感度

45

係数1.2,0.7及び0.5を乗じた値とする.

46
47
48
49

試験条件
定量法の試験条件を準用する.

72

73
74

医薬品各条の部

ステアリン酸カルシウムの条純度試験の項

を削る.

面積測定範囲:シチコリンの保持時間の約2倍の範囲
システム適合性

日本薬局方の医薬品の適否は,その医薬品各条の規定,通則,生薬総則,製剤総則及び一般試験法の規定によって判定する.(通則5参照 )