よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料No.1-1~1-5_第十八改正日本薬局方第二追補(案) (69 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000174942_00008.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 日本薬局方部会(令和5年度第1回 1/22)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

モクツウ 13

第十八改正日本薬局方第二追補

1

(mg)

2

試験条件

44

3

検出器:紫外吸光光度計(測定波長:254 nm)

4

カラム:内径4.6 mm,長さ15 cmのステンレス管に5

医薬品各条の部

ホミカエキス散の条性状の項を次のように

45

改める.

46

ホミカエキス散
性状

5

μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル

47

6

化シリカゲルを充塡する.

48

7

カラム温度:30℃付近の一定温度

8

移動相:ラウリル硫酸ナトリウム3 gにアセトニトリル

9

350 mLを加えて振り混ぜた後,水650 mL及びリン

49

10

酸1 mLを加えて溶かす.

50

める.

51

ホミカチンキ
性状

11

流量:毎分1.0 mL (シノメニンの保持時間約18分)

12

システム適合性

本品は黄褐色~灰褐色の粉末で,僅かに弱いにおいがあ

る.

医薬品各条の部

13

システムの性能:試料溶液,シノメニン標準溶液及び定

14

量法(2)のグリチルリチン酸標準溶液10 μLにつき,上

52

15

記の条件で操作するとき,試料溶液にシノメニン及び

53

16

グリチルリチン酸のピークを認め,グリチルリチン酸,

17

シノメニンの順に溶出し,その分離度は4.5以上であ

18

る.また,グリチルリチン酸のピーク以外にシノメニ

54

19

ンのピークの前後に明瞭なピークを認め,シノメニン

55

る.

20

とそれぞれのピークとの分離度は1.5以上である.

21

システムの再現性:標準溶液10 μLにつき,上記の条件

56

マクリ

57

確認試験

22

で試験を6回繰り返すとき,シノメニンのピーク面積

23

の相対標準偏差は1.5%以下である.

24
25
26

医薬品各条の部

ボクソクの条生薬の性状の項を次のように

改める.

ボクソク

.

ホミカチンキの条性状の項を次のように改

本品は黄褐色の液である.
比重

d 2020 :約0.90

医薬品各条の部

マクリの条確認試験の項を次のように改め

本品の粗切2 gに希エタノール10 mLを加えて15分

58

間振り混ぜた後,ろ過し,ろ液を試料溶液とする.別にカイ

59

ニン酸5 mgを希エタノール10 mLに溶かし,標準溶液とす

60

る.これらの液につき,薄層クロマトグラフィー〈2.03〉 に

61

より試験を行う.試料溶液及び標準溶液5 μLずつを薄層ク

62

ロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にス

63

ポットする.次にギ酸エチル/水/ギ酸混液(5:1:1)を展

64

開溶媒として約7 cm展開した後,薄層板を風乾する.これ

本品は板状又は半管状の皮片で,厚さ5 ~ 15

65

に噴霧用ニンヒドリン・エタノール試液を均等に噴霧し,

28

mm,外面は灰褐色~暗褐色を呈し,内面は褐色~淡褐色を

66

105℃で5分間加熱するとき,試料溶液から得た数個のス

29

呈する.外面は厚い周皮を付け,縦に粗い裂け目があり,内

67

ポットのうち1個のスポットは,標準溶液から得たスポット

30

面には縦の隆起線がある.横切面は褐色~淡褐色を呈し,と

68

と色調及びR f値が等しい.

31

ころどころに石細胞群による白色の細点を認める.

27

生薬の性状

32

本品はにおい及び味はほとんどない.

33

本品の横切片を鏡検〈5.01〉 するとき,コルク層にはコル

69

34

ク石細胞が散在し,二次皮層には師部繊維群がほぼ階段状に

70

改める.

35

並び,大きな石細胞群が不規則に配列する.柔組織中にシュ

36

ウ酸カルシウムの集晶が散在する.石細胞や師部繊維に隣接

71

モクツウ

37

してシュウ酸カルシウムの単晶を含む結晶細胞が認められる.

38

縦切片を鏡検〈5.01〉 するとき,繊維細胞に接する結晶細胞

72

生薬の性状 本品は円形又は楕円形の切片で厚さ0.2 ~ 0.3 cm,

39

は列をなす.

73

径1 ~ 3 cmである.切面の皮部は暗灰褐色を呈し,木部は

74

淡褐色の道管部と灰白色の放射組織とが交互に放射状に配列

75

する.髄は淡灰黄色で,明らかである.側面は灰褐色で,円

76

形又は横に長い楕円形の皮目がある.

40

医薬品各条の部

ホミカエキスの条性状の項を次のように改

41

める.

42

ホミカエキス

43

性状

本品は黄褐色~褐色の粉末で,弱いにおいがある.

医薬品各条の部

モクツウの条生薬の性状の項を次のように

77

本品はほとんどにおいがなく,味は僅かにえぐい.

78

本品の横切片を鏡検〈5.01〉 するとき,主として結晶細胞

79

を伴う繊維束と石細胞群とからなる輪層が師部の外辺を弧状

80

に囲んでいる.二次皮層の放射組織は単晶を含む厚壁細胞か

81

らなる.形成層付近は明らかで,髄周辺の細胞は極めて厚壁

82

である.木部放射組織及び髄周辺の柔細胞にはシュウ酸カル

83

シウムの単晶及びでんぷん粒を含む.でんぷん粒の径は8

84

μm以下である.縦切片を鏡検〈5.01〉するとき,繊維束の周

日本薬局方の医薬品の適否は,その医薬品各条の規定,通則,生薬総則,製剤総則及び一般試験法の規定によって判定する.(通則5参照 )