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資料No.1-1~1-5_第十八改正日本薬局方第二追補(案) (41 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000174942_00008.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 日本薬局方部会(令和5年度第1回 1/22)《厚生労働省》
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第十八改正日本薬局方第二追補

テセロイキン(遺伝子組換え)

13 .

1

アントブルーG-250を含む液に浸して染色する.その後,

53

により測定し,次式により二量体の量を求めるとき,1.0%

54

以下である.

2

脱色してバンドを検出する.テセロイキン用分子量マーカー

3

から得たバンドの移動距離を求め,分子量1.0 × 104 ~ 2.5

4

× 104の範囲で分子量の対数に対して直線回帰し,検量線を

5

作成する.試料溶液から得た主バンドの中心部の相対移動度

6

を求め,検量線より本品の分子量を求めるとき1.40 × 10

7

~ 1.60 × 104である.

4

8

純度試験

9

(1)

10

を含む液となるように水を加え,試料溶液とする.この液

11

1.2 mLにつき,次の条件で液体クロマトグラフィー〈2.01〉

12

により試験を行う.テセロイキンのピーク面積 A2 及びテセ

13

ロイキンに対する相対保持時間約0.8のデスメチオニル体の

14

ピーク面積 A1 を自動積分法により測定し,次式によりデス

15

メチオニル体の量を求めるとき,1.0%以下である.

16

デスメチオニル体の量(%)=A1/(A1 + A2) × 100

17

デスメチオニル体

本品1 mLにタンパク質約0.5 mg

試験条件

18

検出器:紫外吸光光度計(測定波長:280 nm)

19

カラム:内径7.5 mm,長さ7.5 cmのステンレス管に10

20

μmの液体クロマトグラフィー用ジエチルアミノエチル

21

基を結合した合成高分子を充塡し,そのカラム2本を直

22

列に接続する.

23

カラム温度:25℃付近の一定温度

24

移動相A:ジエタノールアミン0.66 gを水400 mLに混和し,

25

1 mol/L塩酸試液を加えてpH 9.0に調整した後,水を加

56

二量体の量(%)=A1/(A1 + A2) × 100
試験条件

57

検出器:紫外吸光光度計(測定波長:220 nm)

58

カラム:内径7.5 mm,長さ60 cmのステンレス管に10

59

μmの液体クロマトグラフィー用グリコールエーテル化

60

シリカゲルを充塡する.

61

カラム温度:25℃付近の一定温度

62

移動相:ラウリル硫酸ナトリウム1.0 gをpH 7.0の0.1

63

mol/Lリン酸ナトリウム緩衝液に溶かし,1000 mLとす

64
65

る.
流量:テセロイキンの保持時間が30 ~ 40分になるように

66

調整する.

67

システム適合性

68

システムの性能:炭酸脱水酵素1 mg及びα-ラクトアル

69

ブミン1 mgを水20 mLに溶かした液1容量に,0.2%ラ

70

ウリル硫酸ナトリウム試液1容量を加える.この液20

71

μLにつき,上記の条件で操作するとき,炭酸脱水酵素,

72

α-ラクトアルブミンの順に溶出し,その分離度は1.5

73

以上である.

74

システムの再現性:試料溶液の適量を正確に量り,移動相

75

を加えて正確に200倍に希釈する.この液20 μLにつき,

76

上記の条件で試験を3回繰り返すとき,テセロイキンの

77

ピーク面積の相対標準偏差は7%以下である.

78

(4)

移動相B:pH 7 ~ 9用両性担体液2 mL及びpH 8 ~ 10.5

79

件で液体クロマトグラフィー 〈2.01〉 により試験を行い,

26
27

55

えて500 mLとする.

その他の異種タンパク質

本品5 μLにつき,次の条

28

用両性担体液5 mLに水1500 mLを加え,1 mol/L塩酸試

80

各々のピーク面積を自動積分法により測定する.面積百分率

29

液を加えてpH 7.0に調整した後,水を加えて2000 mL

81

法によりそれらの量を求めるとき,テセロイキン及び溶媒以

30

とする.

82

外のピークの合計量は1.0%以下である.

31

移動相の切換え及び試料注入方法:移動相Aを送液しなが

83

試験条件

32

ら試料溶液を注入する.試料溶液は100 μLずつ12回繰

84

検出器:紫外吸光光度計(測定波長:220 nm)

33

り返し注入する.全量注入後,60分間移動相Aを送液し

85

カラム:内径4.6 mm,長さ15 cmのステンレス管に5

34

た後,移動相Bを送液する.試料溶液を測定した後,カ

86

μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル

35

ラムの後処理及び洗浄のために,1 mol/L塩化ナトリウ

87

化シリカゲルを充塡する.

36

ム試液を10分間送液した後,移動相Aを送液しながら水

88

カラム温度:25℃付近の一定温度

37

酸化ナトリウム試液100 μLを注入し,55分後に次の試

89

移動相A:トリフルオロ酢酸試液
移動相B:トリフルオロ酢酸の液体クロマトグラフィー

38

料溶液の注入を開始する.保持時間は,移動相Bに切り

90

39

換えた時点から測定する.

91

40
41

流量:毎分 0.8 mL

93

システム適合性

42

システムの性能:ウマ心臓由来で等電点が6.76及び7.16の

43

2種ミオグロビンの混合物を水に溶かし,約0.5 mg/mL

44

の濃度とする.この液200 μL,本品200 μL及び水2.74

45

mLを混和する.この液1.2 mLにつき,上記の条件で操

46

作するとき,ミオグロビン,テセロイキンの順に溶出し,

47

92

その分離度は1.5以上である.

用アセトニトリル溶液(1→1000)
移動相の送液:移動相A及び移動相Bの混合比を次のよ
うに変えて濃度勾配制御する.
注入後の時間
(分)
0~ 2
2 ~ 28
28 ~ 32

94

移動相A
(vol%)
55
55 →
0

0

移動相B
(vol%)
45
45 →
100

100

流量:0.5 mL/分

48

(2)

本品1容量に0.2%ラウリル硫酸ナトリウム試

95

49

液1容量を加え,試料溶液とする.この液20 μLにつき,次

96

50

の条件で液体クロマトグラフィー 〈2.01〉 により試験を行う.

97

検出の確認:薄めた酢酸(100) (3→1000) 990 μLを量り,

51

テセロイキンのピーク面積 A2 及びテセロイキンに対する相

98

本品10 μLを正確に加え,システム適合性試験用原液

52

対保持時間0.8 ~ 0.9の二量体のピーク面積A1を自動積分法

99

とする.薄めた酢酸(100) (3→1000) 800 μLを正確に

二量体

面積測定範囲:テセロイキンの保持時間の約2倍の範囲
システム適合性

日本薬局方の医薬品の適否は,その医薬品各条の規定,通則,生薬総則,製剤総則及び一般試験法の規定によって判定する.(通則5参照 )