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資料No.1-1~1-5_第十八改正日本薬局方第二追補(案) (62 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000174942_00008.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 日本薬局方部会(令和5年度第1回 1/22)《厚生労働省》
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6 シンギ

第十八改正日本薬局方第二追補

1

マトグラフィー 〈2.01〉 により試験を行い,それぞれの液の

52

(3)

2

マンギフェリンのピーク面積AT及びASを測定する.

53

ノール(1→2) 50 mLを正確に加えて15分間振り混ぜた後,

54

遠心分離し,上澄液を試料溶液とする.別に定量用ゲニポシ

55

ド約10 mgを精密に量り,薄めたメタノール(1→2)に溶かし

56

て正確に100 mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準

57

溶液10 μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラ

3
4
5
6

マンギフェリンの量(mg)=MS × AT/AS × 1/4

MS:qNMRで含量換算した定量用マンギフェリンの秤取
量(mg)
試験条件

7

検出器:紫外吸光光度計(測定波長:367 nm)

8

カラム:内径4.6 mm,長さ15 cmのステンレス管に5

9

μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル

10

化シリカゲルを充塡する.

11

カラム温度:40℃付近の一定温度

12

移 動 相 : 水 / ア セ ト ニ ト リ ル / リ ン 酸 混 液 (1780 :

13
14
15

220:1)
流量:毎分1.0 mL
システム適合性

ゲニポシド

本品約0.5 gを精密に量り,薄めたメタ

58

フィー 〈2.01〉 により試験を行い,それぞれの液のゲニポシ

59

ドのピーク面積AT及びASを測定する.

60

ゲニポシドの量(mg)=MS × AT/AS × 1/2

61

MS :qNMRで含量換算した定量用ゲニポシドの秤取量

62

(mg)

63

試験条件

64

検出器:紫外吸光光度計(測定波長:240 nm)

65

カラム:内径4.6 mm,長さ15 cmのステンレス管に5

66

μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル

16

システムの性能:標準溶液10 μLにつき,上記の条件で

67

化シリカゲルを充塡する.

17

操作するとき,マンギフェリンのピークの理論段数及

68

カラム温度:40℃付近の一定温度

18

びシンメトリー係数は,それぞれ5000段以上,1.5以

69

移動相:水/アセトニトリル/リン酸混液(900:100:

19

下である.

70

20

システムの再現性:標準溶液10 μLにつき,上記の条件

71

21

で試験を6回繰り返すとき,マンギフェリンのピーク

72

面積の相対標準偏差は1.5%以下である.

1)
流量:毎分1.0 mL
システム適合性

73

システムの性能:標準溶液10 μLにつき,上記の条件で

本品約0.1 gを精密に量り,薄めたメタ

74

操作するとき,ゲニポシドのピークの理論段数及びシ

24

ノール(7→10) 50 mLを正確に加えて15分間振り混ぜた後,

75

ンメトリー係数は,それぞれ5000段以上,1.5以下で

25

ろ過し,ろ液を試料溶液とする.別にバイカリン標準品(別

76

26

途10 mgにつき,電量滴定法により水分 〈2.48〉を測定して

77

システムの再現性:標準溶液10 μLにつき,上記の条件

27

おく)約10 mgを精密に量り,メタノールに溶かし,正確に

78

で試験を6回繰り返すとき,ゲニポシドのピーク面積

28

100 mLとする.この液5 mLを正確に量り,薄めたメタノー

79

29

ル(7→10)を加えて正確に10 mLとし,標準溶液とする.試

80

30

料溶液及び標準溶液10 μLずつを正確にとり,次の条件で液

31

体クロマトグラフィー〈2.01〉 により試験を行い,それぞれ

32

の液のバイカリンのピーク面積AT及びASを測定する.

22
23

(2)

バイカリン

81

ある.

の相対標準偏差は1.5%以下である.
貯法 容器

気密容器.

医薬品各条の部

82

める.

33

バイカリン(C21H18O11)の量(mg)=MS × AT/AS × 1/4

34

MS:脱水物に換算したバイカリン標準品の秤取量(mg)

83

シンギ

35

試験条件

シンギの条生薬の性状の項を次のように改

84

生薬の性状 本品はほぼ円柱形を呈し,長さ20 ~ 100 cm,径

36

検出器:紫外吸光光度計(測定波長:277 nm)

85

0.5 ~ 2.5 cm,外面は黄褐色~赤褐色で,不規則な縦じわが

37

カラム:内径4.6 mm,長さ15 cmのステンレス管に5

86

あり,しばしば横長の皮目及び側根の跡がある.外皮は剝が

38

μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル

87

れやすく,剝がれた跡は淡黄褐色~淡赤褐色を呈する.質は

39

化シリカゲルを充塡する.

88

柔軟で折りにくく,折面は繊維性で,粉質である.横切面は

40

カラム温度:40℃付近の一定温度

89

皮部が類白色,形成層付近はやや褐色を帯び,木部は淡黄褐

41

移動相:薄めたリン酸(1→200)/アセトニトリル混液

90

色を呈し,放射組織が明瞭である.

42
43
44

(19:6)
流量:毎分1.0 mL
システム適合性

91

本品は僅かに特異なにおいがあり,味は僅かに甘い.

92

本品の横切片を鏡検〈5.01〉するとき,コルク層は6 ~ 8細

93

胞層で,その内側に2 ~ 4細胞層のやや厚壁化した柔細胞が

45

システムの性能:標準溶液10 μLにつき,上記の条件で

94

ある.二次皮層は放射組織が明瞭で,しばしば外側に裂隙が

46

操作するとき,バイカリンのピークの理論段数及びシ

95

認められる.師部には師部繊維束が階段状に認められる.木

47

ンメトリー係数は,それぞれ5000段以上,1.5以下で

96

部は放射組織が明瞭で,道管の周囲に木部繊維が認められる.

48

ある.

97

師部繊維束及び木部繊維束の外辺にシュウ酸カルシウムの単

49

システムの再現性:標準溶液10 μLにつき,上記の条件

98

晶を含む薄壁性の結晶細胞があり,単晶の径は7 ~ 20 μm

50

で試験を6回繰り返すとき,バイカリンのピーク面積

99

である.柔組織中に認められるでんぷん粒は単粒及び2 ~ 8

51

の相対標準偏差は1.5%以下である.

日本薬局方の医薬品の適否は,その医薬品各条の規定,通則,生薬総則,製剤総則及び一般試験法の規定によって判定する.(通則5参照 )