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資料No.1-1~1-5_第十八改正日本薬局方第二追補(案) (42 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000174942_00008.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 日本薬局方部会(令和5年度第1回 1/22)《厚生労働省》 |
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14 トルバプタン
第十八改正日本薬局方第二追補
1
量り,システム適合性試験用原液200 μLを正確に加
44
トルバプタン
2
え,システム適合性試験用溶液とする.システム適合
45
Tolvaptan
3
性試験用溶液5 μLから得たテセロイキンのピーク面
4
積が,システム適合性試験用原液のテセロイキンのピ
5
ーク面積の10 ~ 30%になることを確認する.
6
システムの性能:本品167.2 μLに水7.6 μLを加え,更
7
にポリソルベート80 1 gをとり水を加えて100 mLと
8
した液33.2 μLを加え,1時間以上静置する.この液5
9
μLにつき,上記の条件で操作するとき,テセロイキ
10
ンに対する相対保持時間約0.96のピークとテセロイキ
11
47
C26H25ClN2O3:448.94
ンの分離度は1.5以上である.
48
N-{4-[(5RS)-7-Chloro-5-hydroxy-2,3,4,5-tetrahydro-1H-1-
12
13
46
本品適量を正確に量り,水で正確に20倍に希釈し,試
49
benzazepine-1-carbonyl]-3-methylphenyl}-2-methylbenzamide
料溶液とする.別に酢酸(100) 1 mLを正確に量り,水を加
50
[150683-30-0]
酢酸
14
えて正確に100 mLとする.この液3 mLを正確に量り,水を
15
加えて正確に200 mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び
51
16
標準溶液20 μLにつき,次の条件で液体クロマトグラフィー
52
17
〈2.01〉により試験を行い,酢酸のピーク面積AT及びASを測
53
18
定し,次式により本品1 mL中の酢酸(C2H4O2)の量を求める
54
19
とき,2.85 ~ 3.15 mgである.
20
21
本品1 mL中の酢酸(C2H4O2)の量(mg) =AT/AS × 0.15 ×
1.049 × 20
55
56
本品を乾燥したものは定量するとき,トルバプタン
(C26H25ClN2O3) 98.5 ~ 101.5%を含む.
性状
本品は白色の結晶又は結晶性の粉末である.
本品はメタノール又はエタノール(99.5)にやや溶けにくく,
水にほとんど溶けない.
本品のメタノール溶液(1→50)は旋光性を示さない.
57
確認試験
58
(1)
本品のメタノール溶液(1→100000)につき,紫外可視
22
0.15:標準溶液の酢酸 (100) 濃度(μL/mL)
59
吸光度測定法 〈2.24〉 により吸収スペクトルを測定し,本品
23
1.049:25℃における酢酸 (100) の密度(mg/μL)
60
のスペクトルと本品の参照スペクトル又はトルバプタン標準
61
品について同様に操作して得られたスペクトルを比較すると
62
き,両者のスペクトルは同一波長のところに同様の強度の吸
63
収を認める.
24
試験条件
25
検出器:紫外吸光光度計 (測定波長:210 nm)
26
カラム:内径4.6 mm,長さ15 cmのステンレス管に,5
27
μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化
28
シリカゲルを充塡する.
29
カラム温度:40℃付近の一定温度
30
移動相:リン酸0.7 mLに水900 mLを加え,8 mol/L水酸
31
化ナトリウム試液を加えてpH 3.0に調整した後,水を
32
加えて1000 mLとする.この液950 mLに液体クロマト
33
34
35
グラフィー用メタノール50 mLを加える.
流量:酢酸の保持時間が約4分となるように調整する.
システム適合性
36
システムの性能:標準溶液20 μLにつき,上記の条件で操
37
作するとき,酢酸のピークの理論段数及びシンメトリー
38
係数は,それぞれ3000段以上,2.0以下である.
39
システムの再現性:標準溶液20 μLにつき,上記の条件
40
で試験を6回繰り返すとき,酢酸のピーク面積の相対
41
標準偏差は2.0%以下である.
42
43
医薬品各条の部
える.
トルナフタート液の条の次に次の二条を加
64
(2)
65
化カリウム錠剤法により試験を行い,本品のスペクトルと本
66
品の参照スペクトル又はトルバプタン標準品のスペクトルを
67
比較するとき,両者のスペクトルは同一波数のところに同様
68
69
本品につき,赤外吸収スペクトル測定法〈2.25〉 の臭
の強度の吸収を認める.
純度試験
類縁物質
本品40 mgを量り,メタノールに溶かし
70
て100 mLとし,試料溶液とする.試料溶液5 μLにつき,次
71
の条件で液体クロマトグラフィー〈2.01〉 により試験を行い,
72
試料溶液の各々のピーク面積を自動積分法により測定し,面
73
積百分率法によりそれらの量を求めるとき,トルバプタン以
74
外のピークの量はそれぞれ0.10%以下である.また,トルバ
75
プタン以外のピークの合計量は0.20%以下である.
76
試験条件
77
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:254 nm)
78
カラム:内径4.6 mm,長さ10 cmのステンレス管に3
79
μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル
80
化シリカゲルを充塡する.
81
カラム温度:25℃付近の一定温度
82
移動相A:水/リン酸混液(1000:1)
83
移動相B:液体クロマトグラフィー用アセトニトリル/
84
85
86
リン酸混液(1000:1)
移動相の送液:移動相A及び移動相Bの混合比を次のよ
うに変えて濃度勾配制御する.
日本薬局方の医薬品の適否は,その医薬品各条の規定,通則,生薬総則,製剤総則及び一般試験法の規定によって判定する.(通則5参照 )
第十八改正日本薬局方第二追補
1
量り,システム適合性試験用原液200 μLを正確に加
44
トルバプタン
2
え,システム適合性試験用溶液とする.システム適合
45
Tolvaptan
3
性試験用溶液5 μLから得たテセロイキンのピーク面
4
積が,システム適合性試験用原液のテセロイキンのピ
5
ーク面積の10 ~ 30%になることを確認する.
6
システムの性能:本品167.2 μLに水7.6 μLを加え,更
7
にポリソルベート80 1 gをとり水を加えて100 mLと
8
した液33.2 μLを加え,1時間以上静置する.この液5
9
μLにつき,上記の条件で操作するとき,テセロイキ
10
ンに対する相対保持時間約0.96のピークとテセロイキ
11
47
C26H25ClN2O3:448.94
ンの分離度は1.5以上である.
48
N-{4-[(5RS)-7-Chloro-5-hydroxy-2,3,4,5-tetrahydro-1H-1-
12
13
46
本品適量を正確に量り,水で正確に20倍に希釈し,試
49
benzazepine-1-carbonyl]-3-methylphenyl}-2-methylbenzamide
料溶液とする.別に酢酸(100) 1 mLを正確に量り,水を加
50
[150683-30-0]
酢酸
14
えて正確に100 mLとする.この液3 mLを正確に量り,水を
15
加えて正確に200 mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び
51
16
標準溶液20 μLにつき,次の条件で液体クロマトグラフィー
52
17
〈2.01〉により試験を行い,酢酸のピーク面積AT及びASを測
53
18
定し,次式により本品1 mL中の酢酸(C2H4O2)の量を求める
54
19
とき,2.85 ~ 3.15 mgである.
20
21
本品1 mL中の酢酸(C2H4O2)の量(mg) =AT/AS × 0.15 ×
1.049 × 20
55
56
本品を乾燥したものは定量するとき,トルバプタン
(C26H25ClN2O3) 98.5 ~ 101.5%を含む.
性状
本品は白色の結晶又は結晶性の粉末である.
本品はメタノール又はエタノール(99.5)にやや溶けにくく,
水にほとんど溶けない.
本品のメタノール溶液(1→50)は旋光性を示さない.
57
確認試験
58
(1)
本品のメタノール溶液(1→100000)につき,紫外可視
22
0.15:標準溶液の酢酸 (100) 濃度(μL/mL)
59
吸光度測定法 〈2.24〉 により吸収スペクトルを測定し,本品
23
1.049:25℃における酢酸 (100) の密度(mg/μL)
60
のスペクトルと本品の参照スペクトル又はトルバプタン標準
61
品について同様に操作して得られたスペクトルを比較すると
62
き,両者のスペクトルは同一波長のところに同様の強度の吸
63
収を認める.
24
試験条件
25
検出器:紫外吸光光度計 (測定波長:210 nm)
26
カラム:内径4.6 mm,長さ15 cmのステンレス管に,5
27
μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化
28
シリカゲルを充塡する.
29
カラム温度:40℃付近の一定温度
30
移動相:リン酸0.7 mLに水900 mLを加え,8 mol/L水酸
31
化ナトリウム試液を加えてpH 3.0に調整した後,水を
32
加えて1000 mLとする.この液950 mLに液体クロマト
33
34
35
グラフィー用メタノール50 mLを加える.
流量:酢酸の保持時間が約4分となるように調整する.
システム適合性
36
システムの性能:標準溶液20 μLにつき,上記の条件で操
37
作するとき,酢酸のピークの理論段数及びシンメトリー
38
係数は,それぞれ3000段以上,2.0以下である.
39
システムの再現性:標準溶液20 μLにつき,上記の条件
40
で試験を6回繰り返すとき,酢酸のピーク面積の相対
41
標準偏差は2.0%以下である.
42
43
医薬品各条の部
える.
トルナフタート液の条の次に次の二条を加
64
(2)
65
化カリウム錠剤法により試験を行い,本品のスペクトルと本
66
品の参照スペクトル又はトルバプタン標準品のスペクトルを
67
比較するとき,両者のスペクトルは同一波数のところに同様
68
69
本品につき,赤外吸収スペクトル測定法〈2.25〉 の臭
の強度の吸収を認める.
純度試験
類縁物質
本品40 mgを量り,メタノールに溶かし
70
て100 mLとし,試料溶液とする.試料溶液5 μLにつき,次
71
の条件で液体クロマトグラフィー〈2.01〉 により試験を行い,
72
試料溶液の各々のピーク面積を自動積分法により測定し,面
73
積百分率法によりそれらの量を求めるとき,トルバプタン以
74
外のピークの量はそれぞれ0.10%以下である.また,トルバ
75
プタン以外のピークの合計量は0.20%以下である.
76
試験条件
77
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:254 nm)
78
カラム:内径4.6 mm,長さ10 cmのステンレス管に3
79
μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル
80
化シリカゲルを充塡する.
81
カラム温度:25℃付近の一定温度
82
移動相A:水/リン酸混液(1000:1)
83
移動相B:液体クロマトグラフィー用アセトニトリル/
84
85
86
リン酸混液(1000:1)
移動相の送液:移動相A及び移動相Bの混合比を次のよ
うに変えて濃度勾配制御する.
日本薬局方の医薬品の適否は,その医薬品各条の規定,通則,生薬総則,製剤総則及び一般試験法の規定によって判定する.(通則5参照 )