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参考資料1 コスタイベ筋注用 審議結果報告書 (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43635.html
出典情報 薬事審議会 血液事業部会安全技術調査会(令和6年度第2回 9/27)《厚生労働省》
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筋肉では、いずれの投与群でも概ね投与後 48 時間から検出され、投与後 72 時間又 8 日をピーク(50 μg
投与群では雄 12.22±12.84 ng/g、雌 96.92±43.69 ng/g 16))に投与後 15 日で検出されなくなった。リンパ
節は、25 μg 投与群では 1 時点で認められたのみだったが、50 μg 投与群では投与後 2 時間から検出され、
明確なピークは示さず投与後 31 日目
(鼠径リンパ節:雌雄 13.71 ng/g12)、
膝窩リンパ節:雌雄 17.73 ng/g12))
でも検出された。血漿は同じく 50 μg 投与群で、投与後 24 時間から検出され、投与後 72 時間又 8 日を
ピーク
(雄 27.10±23.81 ng/mL16)、
雌 40.48±32.81 ng/mL16))として投与後 31 日目
(雄 8.20±2.84 ng/mL16)、
雌 12.57±19.86 ng/mL16))でも検出された。肺及び卵巣は投与後 2 時間から検出され、肺は投与後 8 日
で検出されなくなり、卵巣は時間経過に伴い減少していき、投与後 31 日目で 0.1 ng/g12)となった。
4.2.2 ウサギ反復筋肉投与における生体内分布(CTD4.2.3.2-02)
ウサギ(主試験群:雌雄各 5 例、休薬群:雌雄各 2 例)に、PBS 及び RNA 量として 20 又は 40 µg の
ARCT-021 が、隔週で 3 回筋肉内投与された(5.2 参照)
。1 回目投与後 31 日目(主試験群:最終投与後
48 時間)と 57 日目(休薬群:最終投与後 28 日目)の剖検時に血漿及び組織 17)が採取され、mRNA-2002
及び ATX-126 の濃度が測定された。
<mRNA-2002>
1 回目投与後 31 日目:mRNA-2002 は筋肉(投与部位)では 1 例(40 µg 投与群の雌 1.31 pg/mg)のみ
に認められ、脾臓では投与量に依存して低い濃度(40 µg 投与群の雄 1.58±0.82 pg/mg、雌 1.37±0.72
pg/mg)で検出された。その他の組織からは検出されなかった。
1 回目投与後 57 日目:mRNA-2002 は血漿及び全ての組織で検出されなかった。
<ATX-126>
ATX-126 は、血漿、筋肉、腸間膜リンパ節、肝臓、脾臓及び卵巣で検出され、その他の組織からは検
出されなかった。40 µg 投与群の結果を表 7 に示す。
57 日目に肝臓、脾臓、筋肉及び卵巣で検出されたが、いずれの組織においても毒性学的意義のある病
理組織学的所見はみられなかった。

16)1 つ以上の検体で定量下限未満。
17)mRNA-2002 については、肺、肝臓、脾臓、筋肉(投与部位)
、腸間膜リンパ節及び卵巣、ATX-126 については、血漿、

脳、肺、心臓、肝臓、脾臓、腎臓、筋肉(投与部位)
、腸間膜リンパ節、精巣及び卵巣。なお、精巣はマウスの組織分
布試験において低濃度しか検出されなかったため、mRNA-2002 の評価は行わなかった。筋肉では 4 カ所の投与部位が
あるが、それらのうち 2 カ所を mRNA-2002 及び ATX-126 の分析に用いた。

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コスタイベ筋注用_Meiji Seika ファルマ株式会社_審査報告書