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参考資料1 コスタイベ筋注用 審議結果報告書 (39 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43635.html |
出典情報 | 薬事審議会 血液事業部会安全技術調査会(令和6年度第2回 9/27)《厚生労働省》 |
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(修正反映版)
機構は、以下のように考える。
重症化抑制効果の VE について、臨床的に意義がある結果が示唆されている。ただし、SARS-CoV-2 は
流行株の変化が早いため、本剤や既承認ワクチン(変異株対応ワクチンを含む)の COVID-19 重症化抑
制効果に関する新たな知見が得られた場合には、情報提供の要否を検討する等、適切に対応する必要が
ある。
7.R.2.4 変異株に対する免疫原性について
変異株に対する免疫原性について、申請者は以下のように説明している。
初回免疫を行った ARCT-154-01 試験におけるオミクロン株(探索的評価:BA.1 系統)に対する免疫
原性の結果は表 28 のとおりであった。
表 28
初回免疫後のオミクロン株(BA.1 系統)に対する中和抗体価(ARCT-154-01 試験 1/2/3a:免疫原性対象集団)
中和抗体価
中和抗体反応率
N
n
N
GMC a)
GMR a)
SRR(%)b)
SRR の差 c)
本剤群
7.7[7.3, 8.3]
2.3[0.8, 5.3]
216
215
5
1.0[0.9, 1.2]
2.3[-3.3, 5.5]
プラセボ群
73
7.8[6.6, 9.2]
73
0
0.0[0.0, 4.9]
[ ]内の数値は両側 95%CI
N=解析対象例数、n=抗体反応例数。抗体反応、初回免疫前の抗体価(LLOQ 未満の場合は LLOQ)から 4 倍以上の上昇
と定義。抗体価が LLOQ 未満の場合、解析には 0.5×LLOQ の値が用いられた。
a)両側 95%CI は抗体値の対数変換値又は対数変換値の差について t 分布に基づき算出
b)両側 95%CI は Clopper-Pearson 法に基づき算出、c)Fisher の正確な信頼区間を算出
追加免疫を行った ARCT-154-J01 試験におけるオミクロン株(副次評価:BA.4-5 系統、探索的評価:
XBB.1.5.6 系統)に対する免疫原性の結果は表 29 のとおりであった。
表 29
追加免疫後のオミクロン株に対する中和抗体価の比較(ARCT-154-J01 試験:PPS-1 集団)
中和抗体価
中和抗体反応率
)
)
a
b
SRR の差 d)
SRR(%)c)
N
n
GMT
GMR
BA.4-5 系統(Day 29)e)
本剤群
2193.3[1901.1, 2530.5]
385
コミナティ群 374
1654.6[1447.0, 1891.9]
1.30[1.07, 1.58]
269
217
69.9[65.0, 74.4]
58.0[52.8, 63.1]
11.6[4.9, 18.3]
―
243
147
64.1[59.1, 69.0]
40.2[35.1, 45.4]
―
BA.4-5 系統(Day 91)e)
本剤群
379
1958.2[1705.4, 2248.5]
コミナティ群 366
921.2[794.3, 1068.5]
XBB.1.5.6 系統(Day 29)f)
本剤群
145.8[128.0, 166.1]
359
213 59.3[54.1, 64.5]
1.17[0.98, 1.41]
9.1[1.9, 16.3]
コミナティ群 349
121.7[106.3, 139.2]
174 49.9[44.5, 55.2]
[ ]内の数値は両側 95%CI、―:算出せず
N=解析対象例数、n=抗体反応例数。抗体反応、追加接種前の抗体価(LLOQ 未満の場合は LLOQ の 1/2)から 4 倍以
上の上昇と定義。抗体価が LLOQ 未満の場合、解析には 0.5×LLOQ の値が用いられた。
a)両側 95%CI は抗体価の対数変換値について t 分布を仮定し算出、b)共分散分析
c)両側 95%CI は Clopper-Pearson 法に基づき算出、d)Miettinen-Nurminen 法に基づき算出
e)シュードウイルス中和抗体アッセイ、f)マイクロ中和抗体アッセイ
本剤の追加接種により、オミクロン株(BA.4-5 及び XBB.1.5 系統)など広範囲の変異株に対する中和
抗体が誘導することが示された。また、BA.4-5 系統の Day 91 の GMT 及び SRR は、コミナティ群は Day
29 に比べ低下していたが、本剤群では Day 29 と同レベルであった。
34
コスタイベ筋注用_Meiji Seika ファルマ株式会社_審査報告書
機構は、以下のように考える。
重症化抑制効果の VE について、臨床的に意義がある結果が示唆されている。ただし、SARS-CoV-2 は
流行株の変化が早いため、本剤や既承認ワクチン(変異株対応ワクチンを含む)の COVID-19 重症化抑
制効果に関する新たな知見が得られた場合には、情報提供の要否を検討する等、適切に対応する必要が
ある。
7.R.2.4 変異株に対する免疫原性について
変異株に対する免疫原性について、申請者は以下のように説明している。
初回免疫を行った ARCT-154-01 試験におけるオミクロン株(探索的評価:BA.1 系統)に対する免疫
原性の結果は表 28 のとおりであった。
表 28
初回免疫後のオミクロン株(BA.1 系統)に対する中和抗体価(ARCT-154-01 試験 1/2/3a:免疫原性対象集団)
中和抗体価
中和抗体反応率
N
n
N
GMC a)
GMR a)
SRR(%)b)
SRR の差 c)
本剤群
7.7[7.3, 8.3]
2.3[0.8, 5.3]
216
215
5
1.0[0.9, 1.2]
2.3[-3.3, 5.5]
プラセボ群
73
7.8[6.6, 9.2]
73
0
0.0[0.0, 4.9]
[ ]内の数値は両側 95%CI
N=解析対象例数、n=抗体反応例数。抗体反応、初回免疫前の抗体価(LLOQ 未満の場合は LLOQ)から 4 倍以上の上昇
と定義。抗体価が LLOQ 未満の場合、解析には 0.5×LLOQ の値が用いられた。
a)両側 95%CI は抗体値の対数変換値又は対数変換値の差について t 分布に基づき算出
b)両側 95%CI は Clopper-Pearson 法に基づき算出、c)Fisher の正確な信頼区間を算出
追加免疫を行った ARCT-154-J01 試験におけるオミクロン株(副次評価:BA.4-5 系統、探索的評価:
XBB.1.5.6 系統)に対する免疫原性の結果は表 29 のとおりであった。
表 29
追加免疫後のオミクロン株に対する中和抗体価の比較(ARCT-154-J01 試験:PPS-1 集団)
中和抗体価
中和抗体反応率
)
)
a
b
SRR の差 d)
SRR(%)c)
N
n
GMT
GMR
BA.4-5 系統(Day 29)e)
本剤群
2193.3[1901.1, 2530.5]
385
コミナティ群 374
1654.6[1447.0, 1891.9]
1.30[1.07, 1.58]
269
217
69.9[65.0, 74.4]
58.0[52.8, 63.1]
11.6[4.9, 18.3]
―
243
147
64.1[59.1, 69.0]
40.2[35.1, 45.4]
―
BA.4-5 系統(Day 91)e)
本剤群
379
1958.2[1705.4, 2248.5]
コミナティ群 366
921.2[794.3, 1068.5]
XBB.1.5.6 系統(Day 29)f)
本剤群
145.8[128.0, 166.1]
359
213 59.3[54.1, 64.5]
1.17[0.98, 1.41]
9.1[1.9, 16.3]
コミナティ群 349
121.7[106.3, 139.2]
174 49.9[44.5, 55.2]
[ ]内の数値は両側 95%CI、―:算出せず
N=解析対象例数、n=抗体反応例数。抗体反応、追加接種前の抗体価(LLOQ 未満の場合は LLOQ の 1/2)から 4 倍以
上の上昇と定義。抗体価が LLOQ 未満の場合、解析には 0.5×LLOQ の値が用いられた。
a)両側 95%CI は抗体価の対数変換値について t 分布を仮定し算出、b)共分散分析
c)両側 95%CI は Clopper-Pearson 法に基づき算出、d)Miettinen-Nurminen 法に基づき算出
e)シュードウイルス中和抗体アッセイ、f)マイクロ中和抗体アッセイ
本剤の追加接種により、オミクロン株(BA.4-5 及び XBB.1.5 系統)など広範囲の変異株に対する中和
抗体が誘導することが示された。また、BA.4-5 系統の Day 91 の GMT 及び SRR は、コミナティ群は Day
29 に比べ低下していたが、本剤群では Day 29 と同レベルであった。
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コスタイベ筋注用_Meiji Seika ファルマ株式会社_審査報告書