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参考資料1 コスタイベ筋注用 審議結果報告書 (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43635.html
出典情報 薬事審議会 血液事業部会安全技術調査会(令和6年度第2回 9/27)《厚生労働省》
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(修正反映版)
治験薬接種 28 日後における免疫原性の主要評価項目の結果は表 20 のとおりであった。起源株に対す
る中和抗体の GMR 及び SRR の差の両側 95%CI の下限値は、非劣性の限界値とされた 0.67 及び-10%
を上回り、事前に規定された非劣性の成功基準が達成された。
表 20

治験薬接種 28 日後における起源株に対する中和抗体価の比較(ARCT-154-J01 試験:PPS-1 集団)
中和抗体価
中和抗体反応率
N
N
n SRR(%)b)
GMTa)
GMRa)
SRR の差 c)
385 5640.7[4321.2, 7363.2]
385
251 65.2[60.2, 69.9]
本剤群
1.43[1.26, 1.63]
13.6[6.8, 20.5]
374
193 51.6[46.4, 56.8]
コミナティ群 374 3933.6[2993.4, 5169.1]
[ ]は両側 95%CI、N=解析対象例数
n=抗体反応例数。抗体反応の定義は、追加接種前の抗体価(LLOQ 未満の場合は LLOQ の 1/2)から 4 倍以上の上昇。
抗体価が LLOQ 未満の場合、解析には 0.5×LLOQ の値が用いられた。
(LLOQ~ULOQ:40~89947(起源株)

a)対数変換した中和抗体価について、接種群を因子、割付因子(既接種ワクチン最終接種からの期間、性別、年齢(連
続変数)
)を共変量とした共分散分析に基づき算出
b)両側 95%CI は Clopper-Pearson 法に基づき算出
c)割付因子(既接種ワクチン最終接種からの期間、性別、年齢)を調整因子とした Miettinen-Nurminen 法に基づき算出

安全性について、観察期間は以下のとおりとされた。


特定有害事象 41)(局所性(紅斑、腫脹、硬結、圧痛、疼痛)及び全身性(発熱、関節痛、悪寒、下
痢、めまい、頭痛、倦怠感、嘔気、嘔吐、筋肉痛)

:治験薬接種後 7 日間(被験者日誌により収集)



特定外有害事象(治験薬接種後 7 日間における特定有害事象を除く):治験薬接種後 28 日間



重篤な有害事象、注目すべき有害事象:治験薬接種から 361 日目まで
特定有害事象を表 21 に示す。
表 21

MedDRA
PT

特定有害事象(ARCT-154-J01 試験:安全性解析対象集団)
本剤群(N =420)
コミナティ群(N =408)
全 Grade
Grade 3 以上
全 Grade
Grade 3 以上
n(%)
n(%)
n(%)
n(%)
398(94.8)
3(0.7)
395(96.8)
4(1.0)
0
52(12.4)
85(20.8)
3(0.7)
59(14.0)
1(0.2)
97(23.8)
1(0.2)
0
52(12.4)
1(0.2)
81(19.9)
388(92.4)
1(0.2)
391(95.8)
1(0.2)
0
352(83.8)
1(0.2)
358(87.7)
276(65.7)
6(1.4)
255(62.5)
7(1.7)
84(20.0)
2(0.5)
76(18.6)
2(0.5)
112(26.7)
1(0.2)
113(27.7)
2(0.5)
126(30.0)
2(0.5)
103(25.2)
4(1.0)
0
0
28(6.7)
17(4.2)
0
25(6.0)
13(3.2)
1(0.2)
165(39.3)
3(0.7)
125(30.6)
3(0.7)
188(44.8)
3(0.7)
176(43.1)
4(1.0)
0
0
21(5.0)
16(3.9)
0
0
2(0.5)
2(0.5)
123(29.3)
2(0.5)
100(24.5)
3(0.7)

局所性(全体)a)
紅斑
腫脹
硬結
圧痛
疼痛
全身性(全体)a)
発熱 b)
関節痛
悪寒
下痢
めまい
頭痛
倦怠感
悪心
嘔吐
筋肉痛
N=解析対象例数、n=発現例数
a)Grade 0 以上の例数。Grade 0 は、紅斑、腫脹及び硬結(2.5cm 未満)並びに発熱(37.5~37.9℃)
)でのみ設定された。
b)37.5℃以上(腋窩体温)

いずれかの群に 1%以上に認められた特定外有害事象及びその副反応は表 22 のとおりであった。
Grade 3 以上の特定外有害事象は、本剤群 1 例(0.2%)、コミナティ群 6 例(1.5%)に認められた。本
41)有害事象の重症度は FDA のガイダンス(Guidance for Industry: Toxicity Grading Scale for Healthy Adult and Adolescent

Volunteers Enrolled in Preventive Vaccine Clinical Trials, 2007 年 9 月)に基づき評価された。

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コスタイベ筋注用_Meiji Seika ファルマ株式会社_審査報告書