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資料1-3-1          新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注) (275 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00055.html
出典情報 第 88 回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会、令和4年度第 18 回薬事・食品衛生審 議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(11/11)《厚生労働省》
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No

年齢
(接種
時)

性別

接種日

発生日
(死亡日)

ロット番号

接種回数

基礎疾患等

死因等
(報告者による見解・考察等)

報告書上の記載

1757

1758

不明

90歳代





不明

不明

不明

不明

不明
(接種後、約2週間 不明
後)

専門家による評価【令和4年10月7日時点】
報告医が
死因等の判断に
至った検査

因果関係
(報告医評価)

他要因の可能
性の有無
(報告医評価)

対応するMedDRA PT

不明

病歴:リウマチ
ステロイドを錠剤の剤型で服用。錠
不明
剤は、朝と夜に服用していたと思わ
れる。

3回目

文献に基づく報告
病歴と併用薬:報告なし
大動脈解離
喫煙歴、アルコール摂取習慣:なし
数日間、全身疲労と呼吸困難を経
験したため、医者を受診。足は浮腫
状態だった、胸部X線は右側に胸水
を示した。脳性ナトリウム利尿ペプ
チド前駆体N端フラグメント増加(NT動脈炎
pro BNP; 3, 706 pg/mL) 、C-反応性
蛋白増加 (47.9 mg/L)が、検出さ
大動脈解離、動脈炎、心タンポナー
れ、心電図結果は、異常な変化を
デ、心膜炎
示さなかった。心不全と診断された
が、入院を拒否。利尿薬を3日間処
心タンポナーデ
方され、症状軽減、NT-pro BNP値
低下。しかし、受診後4日目の朝(ワ
クチン接種から約2週間後)に亡く
なっていた。男性の家の警察捜査
で、不審な動きは認められなかっ
た。
心膜炎
剖検で「上行大動脈解離」、「心膜血
タンポナーデ」が認められた。

不明

ワクチンと死亡との
因果関係評価

(評価記号 )

コメント

専門家による評価【令和4年11月11日時点】

ワクチンと死亡との
因果関係評価

(評価記号 )

コメント

評価に用いた報告内容
資料番号

不明

不明

不明

-

-

-

評価中

剖検

不明

不明

-

-

-

評価中

注2

症例No

注1:各症例の記載は、令和3年2月17日〜令和4年10月28日までに、医療機関又は本ワクチンの製造販売業者から副反応疑い報告された内容に基づく。専門家による評価は、特記した場合を除き、令和4年10月9日時点の報告内容に基づき実施。
注2:直近の集計対象期間において新規又は追加報告された症例について、対応する症例Noを記入している。同一症例であっても、報告内容の更新等により医療機関又は製造販売業者から複数回報告される場合がある。同一症例について複数回報告された場合は、評価時点で最後に報告された報告内容に基づき評価している。
注3:2021年3月30日に製造販売業者から厚生労働省に一報。詳細調査の後、4月6日に副反応疑い報告がなされた。
注4:接種医療機関及び搬送先医療機関から同一事例について報告あり。本表の記載内容は、両報告内容に基づく。
注5:接種医療機関及び解剖実施医療機関から同一事例について報告あり。本表の記載内容は、両報告内容に基づく。
注6:接種医療機関及び検視医から同一事例について報告あり。本表の記載内容は、両報告内容に基づく。
注7:接種医療機関及び主治医から同一事例について報告あり。本表の記載内容は、両報告内容に基づく。
注8:搬送先医療機関及び解剖医療機関から同一事例について報告あり。本表の記載内容は、両報告内容に基づく。
注9:主治医及び解剖医療機関から同一事例について報告あり。本表の記載内容は、両報告内容に基づく。
注10:「死因等」の記載は副反応疑い報告書の記載(接種の状況、症状の概要、報告者意見)を総合的に考慮の上、記載。資料1−1−2や資料1−2−2の「症状名(PT)」とは異なることがある。
注11:入院時検査にて、抗CCP抗体高値陽性(142.0U/ml)、RF高値陽性(87IU/ml)、MMP3(111.5ng/ml)であり、関節リウマチに合致する所見を認めた。抗TNF製剤で抗核抗体や抗dsDNA抗体が陽転化する報告があるが、いずれも陰性で、他、抗RNP抗体陰性、抗Sm抗体陰性、抗リン脂質抗体(ループスアンチコアグラント、抗カルジオリピンIgG抗体、抗カルジオリピンβ2GP1抗体)は全て陰性であり、C3 70mg/dl、C4 18mg/dl、CH50 55.0U/mlと
ほぼ正常範囲でSLE合併などによる血小板減少は考えにくい。IgG 1547mg/dl、IgA 693mg/dl、IgM 70mg/dlであった。ヘパリン使用歴はなく、HIT抗体は陰性であった。PA-IgGが206.0ng/10^7cells(基準値46ng/10^7cells以下)で、血小板表面に結合しているIgG(抗血小板抗体)を多数認めた。自己抗体の中で関節リウマチに関連したもの以外で入院以前に異常値を認めたものはないか、測定記録無しであった。本例ではPA-IgGが206.0ng/10^7cells
で、血小板表面に結合しているIgG(抗血小板抗体)を多数認めた。長期間安定していた関節リウマチ患者に発生した突然の血小板減少の誘因として、以下考察する。抗血小板抗体は時に関節リウマチで陽転化する場合があるが、免疫グロブリンはいずれもポリクローナルな増加は見られず、関節リウマチの活動性も高くないことを踏まえれば、関節リウマチ自体により体内で抗血小板抗体が陽転化する可能性は低かったと考える。次に、本患者に
使用されていた注射剤(シンポニー(ゴリムマブ)及びミルセラ(エポエチンベータペゴル))においては、両薬剤ともに、頻度不明ながらも血小板減少が報告されている。両薬剤によって血小板減少を誘発した可能性は否定できないが、それが抗血小板抗体による機序であるかどうか不明であり、長期間安全に使用されてきた経緯を踏まえれば、両薬剤によって血小板減少が引き起こされた可能性は低いものと考える。引き続き症例の蓄積が必要で
あり、早急な判断はできないが、本例はワクチンの2回目投与直後のタイミングであり、ワクチンによる因果関係は否定できないものと推察され、発症直前(4日前及び25日前)に投与されたワクチンが、致死的な血小板減少を誘発し、その結果、くも膜下出血をきたした原因薬剤として、現時点で最も可能性が高いと考える。
注12:当院受診歴(合計3回)
注13:報告書における死因等の記載が基礎疾患の増悪等とされているものについては、本資料においては、7/21以降「対応するMedDRA PT」は基礎疾患等の名称ではなく、「状態悪化」として整理している。
注14:「血小板減少症を伴う血栓症」が死因として疑われると報告された事例については、「対応するMedDRA PT」には、令和3年10月22日までは、血小板減少に係る症状と血栓症に係る症状の両方を併記。10月22日以降は「血小板減少症を伴う血栓症」と表記。10月22日までに報告された症例においても、10月22日以降の追加報告の際に、死因を「血小板減少症を伴う血栓症」に更新、又は死因に「血小板減少症を伴う血栓症」を追加している。
注15:1件の副反応疑い報告書において、異なる接種回の副反応疑い事例が同時に報告されている場合は、当該報告書における最大接種回数を、当該報告の「接種回数」として記載・集計している。
注16:2か所の搬送先医療機関から同一症例について報告あり。本表の記載内容は、両報告内容に基づく。

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