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会議資料 (50 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00031.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第57回 )
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資料 3‐2
医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議
公知申請への該当性に係る報告書(案)
エムトリシタビン 200 mg 及びテノホビル ジソプロキシルフマル酸塩 300
mg(テノホビル ジソプロキシルとして 245 mg)
HIV-1 感染症の予防
1.要望内容の概略について
要 望 さ れ 一般名:エムトリシタビン 200 mg 及びテノホビル ジソプロキシルフマル酸塩
た医薬品

300 mg(テノホビル ジソプロキシルとして 245 mg)
販売名:ツルバダ配合錠
会社名:ギリアド・サイエンシズ株式会社

要望者名

日本エイズ学会

要望内容

効能・効果

HIV-1 感染症の予防

用法・用量

通常、成人には 1 回 1 錠(エムトリシタビンとして 200 mg 及
びテノホビル ジソプロキシルフマル酸塩として 300 mg を含
有)を 1 日 1 回経口投与する。

効能・効果及び なし
用法・用量以外
の要望内容(剤
形追加等)
備考
2.要望内容における医療上の必要性について
(1)適応疾病の重篤性についての該当性
ヒト免疫不全ウイルス(以下、「HIV」
)感染症は、治療が行われず、CD4 陽性 T リンパ球
数が 200/μL 未満に減少して細胞性免疫不全の状態となると、種々の日和見感染症や日和見
腫瘍[後天性免疫不全症候群(AIDS)指標疾患]を発症しやすくなり、AIDS となる。適切
な抗レトロウイルス療法などの治療介入がなされない場合には、AIDS 発症後死亡に至るま
での期間は約 2 年程度であるとされている 1)。現在、本邦ではほぼ全ての HIV 感染患者に
対して抗レトロウイルス療法などの適切な治療が行われ、治療が成功している現状はある
ものの、HIV に感染すると抗レトロウイルス療法などが行われたとしても、HIV を体内か
ら駆逐することは容易ではなく、事実上、生涯にわたり治療を継続する必要があることか
ら、要望されている効能・効果である「HIV-1 感染症の予防」は、
「ウ その他日常生活に著
しい影響を及ぼす疾患」に該当すると判断した。
(2)医療上の有用性についての該当性
本邦において、HIV-1 感染症の予防を効能・効果として承認されている薬剤はないことか
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