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会議資料 (62 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00031.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第57回 )
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HIV 陽性であるパートナーが少なくとも直近の 6 カ月間において継続的に抗レトロウ
イルス療法を受けており、かつ、ウイルス量が 200 copies/mL より少ない場合を除き、
HIV 陽性パートナーとコンドームを使用しない肛門性交を行う HIV 陰性の MSM に対
して本剤のオンデマンド又は 1 日 1 回経口投与による PrEP が提供されることを推奨
する。
【異性間性交渉】
HIV 陽性パートナーが少なくとも直近の 6 カ月間において継続的に抗レトロウイルス
療法を受けており、かつ、ウイルス量が 200 copies/mL より少ない場合を除き、HIV 陽
性パートナーとコンドームを使用しない性交渉を行う HIV 陰性の MSM 及び女性に対
して本剤 1 日 1 回経口投与が提供されることを推奨する。
【トランスジェンダー】
コンドームを使用しない肛門性交を過去 6 カ月間及び現在も行っており、HIV 感染の
リスクが高いことが特定された HIV 陰性のトランスジェンダー女性に対して本剤 1 日
1 回経口投与による PrEP が提供されることを推奨する。
HIV 陽性のパートナーが少なくとも直近の 6 カ月間において継続的に抗レトロウイル
ス療法を受けており、かつ、ウイルス量が 200 copies/mL より少ない場合を除き、HIV
陽性のパートナーとコンドームを使用しない性交渉を行う HIV 陰性のトランスジェン
ダー女性及びトランスジェンダー男性に対して本剤 1 日 1 回経口投与が提供されるこ
とを推奨する。
4)EACS European AIDS Clinical Society Guidelines Version 11.1(Published by European AIDS
Clinical Society, 2022)14)
Pre-exposure Prophylaxis(PrEP)の項に、以下のように記載されている。
PrEP は、コンドームが一貫して使用されていない HIV 感染のリスクが高い成人に使用
されるべきである。不特定のパートナー又はウイルス抑制が得られていない若しくは
無治療の HIV 陽性パートナーとコンドームを一貫して使用していない HIV 陰性の
MSM 及びトランスジェンダーに対して推奨される。
PrEP は HIV 感染に対する高レベルの防御を提供する医療介入であるが、他の性感染症
に対する防御又は避妊とはならず、他の予防的介入と共に使用されるべきである。
PrEP レジメンは、本剤 1 日 1 回経口投与である。
5)Tan DHS et al. Canadian guideline on HIV pre-exposure prophylaxis and nonoccupational
postexposure prophylaxis(UPDATED VERSION, June 13, 2018). CMAJ 2017; 189: p.E144858 15)
Box 2: Summary of recommendations の項に、以下のように記載されている。
【MSM】
PrEP は、MSM 及びトランスジェンダー女性で、直近 6 カ月間にコンドームを使用し

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