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(参考)新旧対照表 (53 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38699.html
出典情報 糖尿病性腎症重症化予防プログラムの改定について(3/28)《厚生労働省》
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糖尿病性腎症重症化予防プログラム


新旧対照表


(4)健診結果を基にした抽出に当たっての留意点

備考欄
(新設)

○ 自治体における対象者抽出基準検討においては、年齢や治療状況、
保健事業に関する資源(予算、マンパワー、委託等)を勘案して検
討する。対象者への通知などはできるだけ広く情報提供する。保健
指導など介入の濃度が高いものについては、病態、年齢、生活状況
等を総合的に勘案し、優先順位を決める必要がある。
○ 例えば、基準値を高めに設定すると、対象者の範囲が狭まり、予防
可能な段階での介入ができない可能性がある。一方低めに設定する
と、対象者数が多くなりすぎ、一部の対象者しか保健指導が行き届
かないこともあるため、受診勧奨した結果の受診率や保健指導への
参加率が低くなるおそれがある。これら評価指標の到達度等の可能
性も勘案しながら、取組内容の評価を適切に行ったうえで、地域の
実情に合わせて柔軟に抽出基準を変更することも考えられる。
○ なお、本プログラムに基づき実施される事業の対象者の抽出に当た

(移動)

っては、糖尿病性腎症に関する日本糖尿病学会、日本腎臓学会等各
関連学会の最新のガイドラインを参照し、健診等で得られるデータ
と突合して抽出されるハイリスク者を対象とする。


高齢者は低血糖防止等の観点から、「高齢者糖尿病診療ガイドライ
ン2023」において青壮年期よりも緩和した基準が提示されており、
それを踏まえた対応が必要である。特に、後期高齢者に対する糖尿
病性腎症重症化予防については、「高齢者の特性を踏まえた保健事
業ガイドライン」等36を参照し、医師会等地域の関係機関と抽出基
準や保健指導の方法等について相談することが望ましい。

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