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介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究 報告書 (114 ページ)

公開元URL https://www.jmar.co.jp/job/public/llg.html
出典情報 介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究(5/15)《日本能率協会総合研究所》
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Q

利用者本人に、自立へのモチベーションをもってもらったり、セルフ
マネジメントを身につけてもらうにはどうすればよいでしょうか?

介護予防ケアマネジメント
よくある質問

今は、どのような働きかけをされていますか?
要支援の状態になるまでの暮らしぶりを聞いてみるなどして、何か、今の状態でも活動性をあげることにつな
がるものがないか、そのヒントを探しながら利用者の方との面談を大切にしてみましょう。
各論 / 基本チェックリストの結果をもとにしたアセスメントの深堀りイメージを教えてください

96ページ

大事な視点
要支援状態の高齢者の多くが「今を維持できたらよい」と考えることが多く、歩行距離が伸びる
とか、風呂のまたぎができるようになるなどの改善イメージを持ち得てないことが大半です。そ
ういった心理状態にあることを理解しながら、改善可能性のイメージをもっていただけるような
サポートが重要です。
① 要支援状態に至った背景や要因を確認する。
② そのことについて、ご本人・家族がどう捉えているかを確認する。
③ 現状に関する課題をご本人・家族にわかりやすい言葉で伝え、共有する。
④ 課題解決に向けた取組について、改善可能性も含めてご本人・家族にわかりやすい言葉・媒体で伝

える。
⑤ そのことについての理解や意向をご本人・家族に確認する。
⑥ すぐに同意が得られない場合には、腑に落ちていない部分の確認を行い、説明方法を変えてみる。
⑦ 納得が得られれば、課題解決に向けた目標を考えてもらい、達成するためにセルフケアも含めたサ
ービスや事業の提案を行う。この流れの中で、現状に見合うセルフケアや実践できそうなことを提
案していく。

小さな成功体験を得てもらうことも重要です
例えば、靴が履きやすくなった、立ち座りが少し楽になってきた、といった変化を本人が感じることができれ
ば、成功体験となり、自分の可能性を信じることにつながります。モチベーションの維持向上には目標の段階
づけと小さな変化の体感・外部からの承認が効果的です。
各論 / 短期集中予防サービスの効果を利用者や家族、その他関係者に信じてもらうためには、どうすればよいですか?

140ページ

本人の変化(可能性の開花)に応じて目標のアップデートが必要なことも
少しずつ意欲を取り戻し、自信がついてくると行動力も上がり「次は」「もっと」と本人が目指すものが変わ
ってきます。介護予防におけるケアマネジメントの特徴的なところで、比較的短期間でも目標の変更をしたほ
うがよいケースも出てきます。本人の状態・変化を適切にモニタリングして、利用者の可能性を最大限引き出
す意識をもちましょう。
総論 / 総合事業で元気になった方の事例動画

12ページ

介護予防手帳の内容をみてみよう



高齢者の生きがいづくりや体調管理に役立つ「介護予防手帳」として公開されている事例をみてみましょう。セルフマ
ネジメントに大事な項目などが把握できます。
生駒市、介護予防手帳

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