介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究 報告書 (153 ページ)
出典
公開元URL | https://www.jmar.co.jp/job/public/llg.html |
出典情報 | 介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究(5/15)《日本能率協会総合研究所》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
短期集中予防サービスをデザインする際、落としてはいけない
ポイントはなんでしょうか?
短期集中予防サービス
事業デザイン
短期集中予防サービスの目的をどのように捉えているでしょうか?
要支援等の高齢者に対して、専門職に集中的に関わってもらうことで、その方の生活上のつまづき、困りごと
を具体的に解決すること、そして自立したもとの生活に戻って、地域での自分らしい暮らしを継続してもらう
こと、が目的でした。
各論 / 短期集中予防サービスの基本的事項を教えてください(目的・背景) 129ページ
大事な視点
本人の生活の困りごと、したいこと、望む生活といった意向をしっかりと聞き出していくこと、
そしてそれを実際に達成できるようにサービスを他事業とも連動するようデザインしていくこと
が最も大事です。
ポイント
•
•
•
•
•
短期集中予防サービスが目指す成果は「本人が自立したもとの生活を取り戻すこと」
介護予防ケアマネジメントにおいて、その本人の意向を聞き出せていること
本人の生活上のつまづきを具体的に解決できる専門職(事業所)に関与してもらうこと
終了後の運動の継続や社会参加のために通いの場へつなぐことを予め想定しておき、サービス
の終盤には実際に通いの場にも参加できるような配慮をしていくこと(なお、趣味活動の再開
やボランティア活動など、通いの場への参加だけがすべてではないことに留意が必要です)
短期集中予防サービスによる改善可能性の判断に迷う場合や、サービス終了に向けた地域への
つなぎ先の検討などにおいて地域ケア会議での専門的助言や生活支援コーディネーター等が持
っている地域の情報をふまえて検討を活用していくこと など
そして事業全体としての費用対効果が成り立つように、利用者数や改善率、委託単価などを設定
していくことが重要です。
短期集中予防サービスは多様な事業と連動することで成果が出ることをイメージで
きていますか?
短期集中予防サービスを提供する土台は介護予防ケアマネジメントにあります。地域ケア会議はそれをさらに
多職種で深めるために活用されます。そして本人の目標実現の手段として短期集中予防サービスが実施されま
す。短期集中予防サービスを利用する中で利用者の状態に合わせて医療や生活支援コーディネーターと連携し
たり、通いの場と関わったりすることで、利用者がもとの生活を取り戻せる可能性が大いに高まるのです。
総論 / 地域支援事業とは?
21ページ
わがまちでは、各事業がどのように連動しているでしょうか?
現在実施している地域支援事業の各事業と短期集中予防サービスが具体的にどのように関係・連動しているか
図などに可視化して確認してみましょう。連動が不明なところがあれば、関係者に実情や課題などを聞いてみ
ることが大切です。
総論 / なぜ地域づくりでは「連動」が重要だと言われるの?
28ページ
事業の連動について考えてみる
参
照
地域支援事業の連動性を戦略的に立案していく視点(例:短期集中予防サービスは連動してはじめて成果がでる 等)な
どが紹介されています。
株式会社 三菱UFJリサーチ&コンサルティング「地域支援事業の連動性を確保するための調査研究事業 報告書」(平成 3
1年 3月)、H30年度老健事業
132