介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究 報告書 (180 ページ)
出典
公開元URL | https://www.jmar.co.jp/job/public/llg.html |
出典情報 | 介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究(5/15)《日本能率協会総合研究所》 |
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通いの場の目標(箇所数・人数など)はどのように設定すれば
よいか教えてください
通いの場
事業デザイン
わがまちには既にどれくらいの通いの場がありますか?
通いの場の目標を考える際には、まず現状把握がどれくらいできているか確認しましょう。通いの場への取組
状況は市町村によって様々ですので、その進捗によって目標の定め方や水準も変わってきます。
各論 / 通いの場の実態(ニーズや箇所数、活動状況等)を把握する方法について、教えてください
161ページ
大事な視点
通いの場は「自宅から歩いていける範囲にある場所」が望ましいことを考えると、市町村の地図
に対して、住民の居住エリアがまずあり、そこに現在すでにある通いの場をマッピングしてみる
と、空白地帯が見えてきます。この空白地帯に通いの場をつくっていくことが箇所数の目標とな
ってきます。
そのうえで、参加人数については、各居住エリアの人口密度(どれくらいの高齢者がいるか)と
参加率から考えます。国は介護予防に資する住民主体の通いの場の推進にあたって高齢者参加率
を2025年までに8%とすることを目指していますので、目安として知っておきましょう。
ただし、通いの場も介護予防や地域づくりの観点からは手段のひとつですので、地域の実情と高
齢者の実態を踏まえて目標を考える視点を大事にしましょう。
例えば、各地域によって、また同じ市町村内でも、高齢化の度合いや、住宅の密集・点在状況は
違いますし、歩いて通えない過疎地や山間地ではバスなど交通機関の充足状況など、その置かれ
ている状況は異なりますので、個々の地域・圏域の実情に合った目標を設定していく方が適切な
場合もあります。
通いの場の数を増やすことが目的になっていませんか?
通いの場がまだ少ないと認識している市町村では、箇所数を増やすことばかりに意識が向いている場合もあり
ますが、通いの場が介護予防に資するため(手段として機能する)には、住民のニーズをもとに必要な場をつ
くっていく視点が大切です。
総論 / 地域づくりにおける成果はどう捉えればよいでしょうか?
26ページ
国の提示している評価指標を確認してみよう
インセンティブ交付金の評価指標などをみると、通いの場の目標を考えていくために有用な視点が得られます。
わがまちの通いの場の目標設定の参考にしてみましょう。
通いの場の目標設定・指標について
目標設定の考え方や具体的な指標の例などが紹介されています。
参
照
株式会社 日本能率協会総合研究所「地域づくりによる介護予防を推進するための手引き」(「地域づくりによる介護予防
の取組の効果検証・マニュアル策定に関する調査研究事業 報告書」(平成 29年3月 )の一部)、H28年度老健事業
厚生労働省、これからの地域づくり戦略 3部作(1.0版)(平成31年3月)
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