介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究 報告書 (392 ページ)
出典
公開元URL | https://www.jmar.co.jp/job/public/llg.html |
出典情報 | 介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究(5/15)《日本能率協会総合研究所》 |
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担い手不足の解消に向けてどのような取組をすべきでしょうか?
通いの場
よくある質問
考えてみよう そもそも参加者が減っていたりもしますか?
ある程度参加者がいれば、その中から新たな担い手が出てきてくれる可能性も高まります。もし通いの場に来
る方自体が減っていたら、参加者の状況やニーズが変わってきている可能性もあるので、その地域の実情をし
っかりアセスメントしましょう。
仮説と検証による総合事業の見直しプロセス / STEP 2-A “高齢者”って誰のこと?
43ページ
大事な視点
通いの場の担い手が高齢化していたり、コロナ禍で運営が大変になったりしたことで、次の担い
手が見つからない通いの場も多いです。
具体的な取組として、介護予防フォーラムや講演会、ボランティア養成等を地道に実施し、新た
な担い手を発掘することを継続的に行いましょう。 また、担い手の方々が運営方法、参加者の管
理、資金などでの心配が少しでも減るような研修や資金支援など、継続的なサポートを行いまし
ょう。ボランティアポイントなど、活動の後押しになるような制度面での環境支援も大切です。
そして、行政が地域づくりを進める中で連携する様々な関係者、例えば、民生委員、福祉推進員、
認知症地域支援推進員、社会福祉協議会、生活支援コーディネーターなどの方々に声をかけ、運
営の補助をしてもらったり、今後の運営を一緒に考えてもらったりして、協働してもらう視点も
重要です。他にレクリエーション本やDVDなどの媒体をうまく活用するなど、運営の負担軽減
に努める視点も大切です。
さらに、リーダー的な方がいなくてもできる、身軽・気軽・手軽な方法で展開できる通いの場の
創設も意識しておく必要があります。
確認しよう
参加者にも役割を担ってもらっていますか?
参加者がお客さんとならずに、何か役割を担えるような工夫や場づくりを普段からできているでしょうか。例
えば、通いの場の鍵開けを頼んでみる、といったように運営者の役割を参加者にも少しずつ手伝ってもらうこ
とでその後の担い手不足解消につながります。
リーダー的存在がいなくても成り立つ場を考えてみる
活動の内容をシンプルにしたり、役割を参加者で分担する仕組みに変えたりといった工夫を参加者と一緒に考
えていくことで、担い手の負担を減らしたり、参加者のみで継続できたりするような通いの場づくりにもチャ
レンジしてみましょう。
総論 / 地域づくりにおける市町村の役割とは?
20ページ
ボランティアポイントについて学ぶ
参
照
ボランティアポイントについて詳しく説明されているので、参考になります。
厚生労働省、「ボランティアポイント 制度導入・運用の手引き」(令和3年3月)、R2年度介護予防活動普及展開事業
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