介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究 報告書 (390 ページ)
出典
公開元URL | https://www.jmar.co.jp/job/public/llg.html |
出典情報 | 介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究(5/15)《日本能率協会総合研究所》 |
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活動拠点を確保したり通いの場を多様化させたりするために
庁内連携を進める視点について教えてください
通いの場
事業デザイン
考えてみよう 日頃から他部署との情報共有・交換をしていますか?
同じ庁内で地域のために働いていても、担当が違うとお互いの事業内容や、やりたいこと・課題感などを知ら
ないことも多いようです。連携の土台は、まず人間関係から。日常の雑談からでも、お互いの業務・事業のこ
とを共有する意識をもちましょう。
総論 / なぜ地域づくりでは「連動」が重要だと言われるの?
28ページ
大事な視点
地域の状況は様々で、そこに暮らす高齢者のニーズも多様なため、必要とされる通いの場も多様
です。
通いの場の場所や活動内容、運営者などは様々であり得ることを考えると、高齢者に関係する担
当課だけではなく、庁内の他部署の活動を知り、連携をしていく視点が必要となります。
例えば、住宅関係の部署と連携による空き家の有効活用、商工・観光の関係部署との連携による
ショッピングモールや商店街の空きスペースの活用などが可能になるかもしれません。
また、福祉部局との連携で、通いの場で月に1回フードロスやリユースの日を設けて、自宅で余
っている食材等を持参してもらい、子ども食堂や困窮家庭への食料支援等に活用してもらうこと
も考えられます。こうした双方向でメリットのある連携が構築できれば、1つの担当課だけでは
難しいと感じていた、通いの場の充実・多様化が進んでくるかもしれません。
確認しよう
自分たちのできること・足りないもの、などが認識できていますか?
連携が成り立つためには、双方がwin-winになれることが必要です。そのときに、自分たち側が相手の部署
(のしたいこと)に対してどういう貢献ができそうかといったことや、単に通いの場をつくりたいではなく
「こういうことをしたいがこの部分が足りない」といったことがクリアになっているほど、お互いがメリット
を感じやすく、連携に繋がりやすくなるといえます。
総論 / なぜ地域づくりでは「連動」が重要だと言われるの?
28ページ
他市町村の事例を参考に、できそうな連携を考えてみよう
通いの場では多くの事例が公開、共有されていますので、同じような連携の取組が展開できないか、検討して
連携先の担当者に一度話を聞いてみましょう。そしてまずは小さなことから具体的な連携アクションを始めて
みましょう。
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