介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究 報告書 (224 ページ)
出典
公開元URL | https://www.jmar.co.jp/job/public/llg.html |
出典情報 | 介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究(5/15)《日本能率協会総合研究所》 |
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自立支援・重度化防止を推進するためには、参加者にどのような
役割が求められますか?
地域ケア会議
事業デザイン
参加者は自立支援や重度化防止についてどんなイメージをもっているでしょうか?
自立支援・重度化防止の視点は、あらゆる高齢者支援に通じるところです。たとえ要介護5であったとしても、
その方の重度化防止につながる方法を検討することは大切なことです。改めて、介護予防の基本的な概念を思
い出し、課題解決に向けた前向きな発言を心がけましょう。
総論 / 介護予防の対象となるのはどんな方ですか?
22ページ
大事な視点
自立支援・重度化防止のためには、その方のさまざまな「有する能力」を引き出すことが重要なた
め、参加者は各自の専門性を持ち寄り、できるだけ多角的な視点からケースを検討できるよう助言
し、協力していく役割が期待されます。
例えば、介護予防のための地域ケア個別会議であれば、参加者は、まず最初にケース対象者の方が
この地域でどのように暮らしていきたいのか、アセスメント内容から思いを巡らし、そのための目
標が設定されているか、本人の残存能力や強みに着目しているか、必要以上の支援・サービス提供
により自立を妨げていないか、などについてICFの視点で考えます。そして対話を重ねて、ケース
の可能性を少しずつ見出していくことが重要です。その上で、専門的な視点が必要な場面では、参
加している各々の専門職の強みを活かした助言を行うことでさらにケースの可能性は広がっていく
ことでしょう。
対象者の有する能力を引き出すために、会議ではどのような対話をしていますか?
対象とする高齢者が日課としてできていたことや楽しみにしていたことなどの情報、家庭・地域での環境など
を確認したり、収集しているがこぼれていた情報などを引き出したりしながら、有する能力を開花させるヒン
トを導き出す視点が大切です。
各論 / アセスメントの質を高めるにはどうすればよいですか?
95ページ
有する能力を引き出せて、自立支援につながったケースを振り返ってみよう
自立支援・重度化防止の意識を浸透するためには、実際の成功事例を題材に対話をしながら、大事な視点を確
認していくことが効果的です。地域包括支援センター職員やケアマネジャーに自立支援・重度化防止の成功事
例の提供をお願いして、一緒に振り返る会を開催してみましょう。
各論 / ケアマネジャーに個別事例を出してもらえないのですがどうすればよいでしょうか?
207ページ
具体的な参加者の役割や職種別の助言ポイント例をみてみる
参
照
自立支援に向けた地域ケア個別会議の場合における、各参加者の役割や職種別の助言ポイントなどが紹介されています。
株式会社 三菱総合研究所「多職種による自立に向けたケアプランに係る議論の手引き」、H30年度老健事業
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