介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究 報告書 (264 ページ)
出典
公開元URL | https://www.jmar.co.jp/job/public/llg.html |
出典情報 | 介護予防・日常生活支援総合事業の活性化に向けた自治体支援ツール(支援パッケージ)の構築に係る調査研究(5/15)《日本能率協会総合研究所》 |
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わがまちの高齢者にできる限り元気に自分らしく、地域での暮らしを続けてもらう
こと。
そのための取組や過程が、わがまち自体をよくすることにつながっていきます。
わがまちの高齢者に地域での自分らしい生活を送ってもらう
⚫ 長寿国の日本では、どの地域にも多くの高齢者が暮らし、3人に1人は65歳以上という社会が近づいてい
ます。人生100年時代と言われ、平均寿命がさらに伸びるなか、いつまでも健康なまま老いることができ
れば理想的です。
⚫ しかし「健康寿命」という言葉があるように、病気や加齢に伴う衰弱によって日常生活に支障をきたし、
医療や介護を受けながら過ごす期間が少なからず存在するのが現実です。
⚫ 自分の親や近所のお年寄りをはじめ、長い間わたしたちの生活を支え、家庭を守り、地域を豊かにして
きてくれた高齢者の方々のために、現役として働くわたしたちはどんなことができるでしょうか。
⚫ 市町村の職員として高齢者に関わる業務を担当する方々にとっては、自分たちの仕事を通して、わがま
ちの高齢者にできる限り住み慣れた環境で元気に自分らしく暮らしてもらいたい、というのが一番の思
いなのではないでしょうか。
⚫ そしてこの思いは、介護保険が基本理念としている「尊厳の保持」や「自立支援」と共通しているので
す。
そのための取組は地域をよくすることにつながっていく
⚫ 介護予防の効果によって、地域で自立した生活ができる高齢者が増えたらどうでしょうか?ご本人たち
は生きがいをもって充実した時間を過ごせますし、地域で消費者として買い物をしてくれたり、地元の
ボランティア活動に参加してくれたりするかもしれません。家族も嬉しいだけでなく、安心して働きに
出られるかもしれません。
⚫ そのために、高齢者の移動の困り事を知ってその地域に必要な送迎支援を住民と一緒につくったり、企
業や大学にも協力してもらって心身ともに元気でいられるプログラムを開発したり、仕事を進めるなか
で、地域の様々な関係者とつながりができたり、暮らしやすい地域が少しずつできてくるはずです。
⚫ 高齢者の暮らしを支援するための仕事をすることは、全ての住民の暮らしをよくし、よりよい地域をつ
くることでもある(=地域づくり)と考えられるのです。
どうすればわがまちの
高齢者に自分らしい暮らし
を続けてもらえるか?
高齢者
わたしたち
そのための取組が
わがまちをよくする
ことにつながる!
地域
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